試合前の準備


*2015vol.1ネタバレ
*夢子誠凛入学。赤司とは洛山戦後に復縁


朱音「……」
高尾「お、朱音ちゃん発見〜」
火神「どこにいるのかと思ったら外かよ。…なにやってんだ?」
朱音「ああ、火神。高尾くんも。あんたたちも手伝って」
火神「は??」
高尾「どっからそのスコップを…てかなんで穴掘ってんの?」
朱音「あいつらを埋めるにはかなりの面積が必要だから。試合前に作っておきたい」
火神「お前彼氏に影響されてんぞ!悪い方に!!」
高尾「真顔でwwww女子高校生が穴掘りwww」
朱音「黒子くんを傷つける奴はあたしが許さない」
高尾「やばい。目が本気だ」
火神「落ち着けって。黒子のことは俺たちもムカついてんだよ!けどバスケで解決するってことになっただろ」
朱音「みんなはバスケで晴らせるけど、あたしはバスケができない。だからぶっ潰して埋めるの…」
赤司「それは良い考えだね、朱音」
火神「キタ!!!」


赤司「火神、悪いが朱音に話を合わせてやってくれないか」
火神「え…いいのか?黙々と穴掘ってて怖いことになってるけど」
赤司「すぐに殴り込みに行かないだけマシだ。黒子のことについて朱音は正気じゃなくなるから。ああやって作業に徹してくれるのは有難いよ」
高尾(黒子について正気じゃなくなるって、赤司が言うと色々すごいな)
赤司「オレのせいでもあるからね。複雑ではあるが認めるしかない」
高尾(心読まれた)
赤司「ああ、もちろん穴はちゃんと使うから安心しろ」
火神「やっぱ影響受けてんぞ!朱音!!」


朱音「バスケでみんなが倒してから潰すから心配しないで」
高尾「そこは信頼してくれてるのね。勝つって」
朱音「え?もちろん」
火神「朱音…手伝う」
高尾「え!ほんとにやるの!」
朱音「じゃあそっちに二人分お願い」
火神「全員分やんのかよ!試合までにとか無理だろ!?」
赤司「朱音、火神も練習後だ。明日も練習がある。疲れてしまうよ」
朱音「だめ…?(上目使い)」
赤司「……朱音が寝る時間も働いてくれるそうだよ。なあ火神」
火神「」
高尾「火神じゃなくて赤司に聞くあたり朱音ちゃん中々の策士」


火神「ちゃんと落とし前つける。俺たちだけじゃなくて黒子自身もだ。だからお前はいつも通りサポートしてくれ。な?」
朱音「…」
火神「よし。んじゃ戻るぞ。黒子がカントクん家で手当て受けてるから一緒に夕飯どうかって。…他の男は来るなって言われたけど」
朱音「!!それを先に言ってよ!」
火神「話聞かねえからだよ」
朱音「いたっ」
高尾「おお、手懐けてる」
赤司「妬けるね」
朱音「征くん、高尾くん、明日ね」
高尾「おー。黒子によろしく」
赤司「ああ。また明日」

高尾「嬉しそう」
赤司「また明日と約束が出来るのは嬉しいよ」



黒子っちの行動とその周りの反応に滾りまくりでした。
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