合宿!


朱音「洗い物終わったんだけど、そっち手伝うことある?」
桃井「あ、ほんと?じゃあこれお願い」
朱音「…デジカメ?」
桃井「色々撮ってほしいみたい。来年の部活紹介に仕えるだろうからって。監督のカメラだけど合宿中は持ってていいって」

黄瀬「あーつーい!」
紫原「もう終わりでよくない?午後ゲームするんでしょ?すでに足が棒なんですけどー」
緑間「ふん。お前らは我慢というものを知らないのだよ。合宿とはこういう…も、の、」
黄瀬「ギャアア緑間っちが倒れた!」
青峰「だれか担架持ってこい!いや!おぶってく方が早いか!?へんに動かさないほうがいいのか!?」
紫原「こーゆーのは原因を調べないと応急処置もできないよ」
黒子「脱水症状でしょうか…?今日のラッキーアイテムのミニ植木鉢に自分のスポドリで水やりしてましたから」
青峰「はあ!?ンにやってんのこいつ!!」
黄瀬「バカなの!?死ぬっスよ!!!」
黒子「あ、担架きました」

朱音「………部活紹介って…ウチの合宿風景なんか見せていいの?」
桃井「うう〜ん…ダメかも(顔覆い)」



青峰「メシだメシだー!」
黒子「…青峰くんはどう思いますか」
青峰「んあ?なにが」
黒子「昨日一緒に合宿所まできて保護者の方々が今日の朝食の分まで色々と作って帰ったそうなんです」
青峰「…」
黄瀬「それがどうかしたんスか?」
紫原「そういや桃ちん、さっきから見当たらないね」
黄瀬「……オレたちの命日スかね」

赤司「心配するな」
黄瀬「あれ、どこ行ってたんスか?緑間っちが大変だったんスよ?」
赤司「それは聞いた。ちょっと別件があってな。練習を抜けていたんだ」
黒子「別件ですか」
赤司「桃井を連れて監督と練習メニューについて話し合いをな」
黄瀬「え」
青峰「てことは」
赤司「朱音のカレーだ。中々うまいよ」
青峰「やりー!死亡フラグ回避!!!」
黄瀬「朱音っちのカレー…」
紫原「うわ、いきなり五月蝿いんですけど」
黒子「尋常じゃない喜び方ですね。(赤司くんの方もさり気に食べるの初めてじゃないアピールしてますけど)」



朱音「緑間くんはアホだよね。成績が良くてもそんなんだから倒れるんだよ。花が咲くのは盆栽じゃなくて緑間くんの頭なんじゃない?」
黄瀬「…めずらしく怒ってる」
紫原「峰ちんにはともかくミドちんに怒ってるの珍しーね」
青峰「んだよ」
黒子「まあ、確かにせっかく作ったドリンクを盆栽に使われ、本人にはぶっ倒れられたらイラっとしますよね」
青峰「赤司、あのままでいいのか?」
赤司「水、おかわり」
青峰「はええ!ちゃっかりカレー食ってやがる!」
黄瀬「マイペースすぎっス」



赤司「朱音、緑間も反省しているようだしそのくらいにしておけ」
朱音「……む」
黄瀬「そういや黒子っちも合宿で倒れたことあったよね。その時はすげ心配してたけど」
黒子「朱音さんには愛されてますから」
黄瀬「う、羨ましいっ」
青峰「(めっちゃドヤ顔…)」
赤司「それにまだ全回復はしてないようだし、静かにしてあげよう」
朱音「……」
紫原「子どもを宥めてるみたいに見える」
黒子「そうですね」
赤司「朱音」
朱音「…」
赤司「…引っ張るな」
朱音「今日のはせっかく良い出来だったのにな」
赤司「…」
朱音「別にいつも失敗してるってわけでもないけど、さ(盆栽にやりやがって)」


赤司「緑間、謝ってやれ」

黒子「朱音さんに懐柔されましたね」
黄瀬「あんな裾引っ張って上目づかいとかされたらやられちゃうっスよ」
青峰「こっちにピースしてんぞ」
黒子「まったく、どこで身につけたのやら」
黄・青・紫「「「(アンタだろ…!)」」」


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