図書室で本ぶちまけました


朱音「いやあああ」
黒子「……」
朱音「……てへ、たすけて黒子くん」
黒子「あなたは何をやってるんですか(呆)」
朱音「だって黒子くんかまってくれないからあたしも読書しようと」
黒子「これ、漫画ですよね」
朱音「この本を読めば世界の偉い人がどんな業績をなしたか分かるのよ!!」
黒子「はいはい。それより寝転がってないで起きてください。いつまでそうしてるんですか?」
朱音「おこしてー」
黒子「あと、本をきちんと元に戻してくださいね。痛んだら大変です」
朱音「(あ、たすけてくれないんだ)」

近寄って聞いてくるけど助けはしない。また椅子まで戻って読書再開。ちゃんと片付けると本に集中しながらも「ご褒美です」とか言って頭撫でてくる。いいこいいこ。もう完全ペット状態。



赤司くんの場合(赤司の目があればぶちまける前に気付いて助けそうだけども)

朱音「ぎゃあああ!」
赤司「大丈夫か?」
朱音「ご、ごめん。手が滑った。すぐ戻すから」
赤司「この本…」
朱音「もしかして折れ目ついちゃった…?」
赤司「いや、面白そうだと思って。それより。男の前でそうやって倒れられてると誘われてるのかと悩むんだが」
朱音「!?(がばり)違います!!!」
赤司「…だろうね。一番大事なのは他の奴といるときだ。絶対やるなよ」
朱音「は、はい!」
赤司「早く卒業しないとね。中学生じゃまだ色々と面倒だから」
朱音「…?」
赤司「朱音は知らなくていいよ」

どうしてこうなった。
対赤司だと甘えない夢子。そして叫び声に色気がない。



黄瀬バージョン

朱音「ひゃあああああ」
黄瀬「どうしたんスか〜って…ええ!?大丈夫っスか!?なにがあったんスか!」←手を差し伸べる
朱音「ありがとう。上の本取ろうと思ったら」
黄瀬「ああ、朱音っちの背じゃ取るのギリギリそうっスね。オレが戻しとくっスよ」
朱音「え!ありがとう!」
黄瀬「朱音っちには特別っスよ〜他の子にはこんな優しくしないし」
朱音「またまたー」
黄瀬「…本当デスヨ」
朱音「そうですかい。わーいありがとーございますう」
黄瀬「信じてないっスね。…本音言えばこの手だって放すの勿体ない、とか思ってるっスよ」


まさかの一番優しいの黄瀬になった。珍しい(笑)


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