意外ですか?


朱音「征くん!これ見て!」
赤司「…アルバム?」
朱音「幼稚舎の卒アル出てきたの。懐かしいでしょ」
青峰「そんなでけぇのわざわざ持ってきたのかよ」
緑間「確かふたりは小学校4年まで同じ学校だったな」
黄瀬「見たいっス小さい朱音っち!」
朱音「この征くん!こんなに笑った表情他にないよ!?可愛い!!」
赤司「…昔の写真を見られるのは苦手だな」
朱音「えっ」
黒子「そう言いつつガン見じゃないですか」
緑間「写メまで撮っているのだよ…」
赤司「懐かしくてつい。可愛いだろう?(朱音が)」

青峰「ちょっと待て!!」
黄瀬「ちょ、急にでかい声出さないでくださいよ」
黒子「図体がでかいんですから」
黄瀬「黒子っち辛辣!!」
青峰「もう今それはスルーするわ。これ見ろこれ!」

黄瀬「……朱音っちが花と戯れてる…」
緑間「戯れているのではなく華道をしているのだよ(呆)」
青峰「朱音が華道!うへええ似合わねえええ」
朱音「爆笑すんな!!!」

赤司「朱音は昔から華道を習っていたね」
朱音「親が教養として学べって。物心つく前からやってたから楽しいとか嫌とかなくて結局続かなかったんだよねー」
黄瀬「そんな金持ちみたいな」
黒子「いえ、赤司くんと同じ学校に通っていたことからして朱音さんの家は裕福なのでは」
黄瀬「あ、」
青峰「まじで!?お前いつも奢れって言ってくるくせして!」
朱音「親が見栄張ってただけだから!あたしが生まれて舞い上がってたみたいだけど正気に戻ってそれからは普通の生活を送ってますから。だからコンポタ奢ってね、青峰くん!」

赤司「朱音…そういうことを頼むのは俺にだろう」
朱音「え?征十郎コンポタ好きなの?」
赤司「そうじゃなくて」
黒子「赤司くんが買ってくれるそうですよ」
青峰「俺にも買え!」
赤司「失せろ」

朱音「あ、あのね…奢ってってのは青峰との恒例のネタっていうか。半分冗談っていうか」
赤司「分かってるよ」
朱音「(本当かなぁ)」
赤司「でもいいよ。朱音に日頃のお礼も兼ねてね」
朱音「わーい!征くん好き!!」
赤司「………」
黒子「赤司くんそれで喜ぶのはちょっと」
緑間「良いように使われてるだけなのだよ」

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