| 子どもの名前 朱音「青峰って大輝っていうの？」 青峰「んあ？そうだけど」 黒子「今更ですね」 朱音「『大ちゃん』なのは知ってたけど。へー、いい名前だねーむぎゃ」←がっちりホールド 紫原「朱音ちん、オレの名前知ってる？」 朱音「……えと、」 紫原「捻り潰す」 朱音「ひい！すみませんでしたぁ！」 緑間「全員名字呼びだからな」 青峰「そうか？俺はテツって呼んでるぞ」 朱音「アンタは例外じゃない？相棒だし。それに、正確には『テツ』はあだ名でしょ」 黄瀬「朱音っち！俺は俺はー？」 黒青紫緑「(うるさいのが来た…)」 朱音「黄瀬涼太でしょ？雑誌に載ってるし嫌でも覚えるよ」 黄瀬「ちょ、嫌なんスか！しかもフルネームで他人行儀っぽい！」 紫原「朱音ちんは赤ちん以外名字呼びだね」 朱音「そういえばそうかも」 緑間「名前で呼びたいのか？」 朱音「ううん、子どもの名前どうしようかなって」 紫原「子ども！？」 緑間「黄瀬の意識が飛んだのだよ」 青峰「もうそこまでいってんのか！？お前ら順序色々と間違えてんぞ！！」 黒子「許しません」 朱音「ちょ、違うって！いつかの話！誰と結婚するかとか分からないけど誰だって将来子どもできたら〜って考えたことあるでしょ！」 黒子「ああ、そういうことですか」 青峰「ンだよ。冷めたわ」 朱音「そっちが勝手に勘違いしたんでしょうが！」 紫原「ってことは、子どもの名前大輝がいいってことー？」 朱音「え？いやいやさっきのは気になっただけで…んー、『もみじ』とかどう？」 緑間「広葉樹だな」 紫原「いいんじゃん？赤っぽいし」 黄瀬「黄色にもなるっスよ！！」 赤司「もみじは『紅い葉』と書くんだよ、黄瀬」 黄瀬「(出た！！)」 朱音「男の子だったら『カケル』とかがいいかな」 黄瀬「『リョウヤ』とかどう？格好良いっスよ」 朱音「黄瀬くんの子どもにつけなよ」 黄瀬「なら、朱音っちが奥さんに…ぐはっ！！紫っち…脇腹入った…」 緑間「全く。馬鹿ばかりなのだよ」 朱音「黒子くーん！黒子くんならどんな名前がいい？」 黒子「『テツヤ』でいいんじゃないですか」 青峰「ちょーテキトー」 朱音「それ採用！！」 一同「ええ！？」 赤司「中々良いじゃないか。『もみじ』」 朱音「でしょ？可愛いよね」 赤司「朱音がそこまで考えているとは思わなかった」 朱音「考えるの楽しいじゃん」 赤司「なら、たくさんつけられるよう早いうちに一人目を産まなければね」 朱音「うん！…………え？」 ■後日 黄瀬「朱音っち〜〜！」 朱音「わ、どしたの？電子辞書持って」 黄瀬「これ見て！これ！」 朱音「…『黄葉（もみじ）』？」 黄瀬「黄色い葉って書いてもみじとも読むんスよ！ね、ね、すごいっしょ？」 緑間「わざわざ調べたのか」 紫原「黄瀬ちんに辞書って似合わなーい」 黒子「嬉しさのあまり報告しに来たんですね」 青峰「なんか哀れ…」 朱音「……で？」 黄瀬「…で？」 朱音「黄色い葉っぱって書くのは分かったけど、それをどうしてあたしに？」 黄瀬「あ…それは」 朱音「うん」 黄瀬「いや…、と（勢いで教えちゃったけどもしかしてこれ遠回しな告白になる！？）」 紫原「真っ赤」 緑間「本気で照れるとそっけなくなるのだな。口数が少ないのだよ」 青峰「キモい」 黒子「朱音さんが子どもに名前つけるなら『もみじ』って言ったんじゃないですか」 黄瀬「黒子っち！！！」 朱音「言ったっけ？そんなこと」 黄瀬「え」 朱音「んー確かに『もみじ』って名前は可愛いよね」 黄瀬「覚えてない…？」 黒子「基本いい加減な人ですから」 朱音「男の子には『テツヤ』ってつけたい」 緑間「それは覚えているのか（呆）」 紫原「『征十郎』はー？」 朱音「子どもが魔王になったらどうするの！！」 青峰「お前の中で赤司は魔王なのかよ」 朱音「ねぇねぇ、もみじって黄色い葉とも書くらしいよ」 赤司「ほう？」 青峰「（うわっ、爆弾落としやがった！）」 緑間「（なぜ言うのだよ！）」 紫原「空気嫁」 黒子「全ては黄瀬君が言い出しました」 黄瀬「黒子っち！？」 黄瀬に冷たい黒子っち。 |