「わー!折原さんやるう」
「こんなのどうってことないよ。ちょっと社長にカマかければ顔色変えてすぐにあっちから尻尾出すんだから」
「これでまた大儲けですね。私のお給料もアップですね」
「なんで。名前はなにもしてないじゃん」
「いいじゃないですか。一人でこんなにお金持っててもしょうがないでしょう?」
「別に貯金すればいいし」
「振り幅大きい方が人は喜びます」
「…じゃあ名前が夜のお仕事してくれたらいいよ。俺に」
「セクハラで訴えます」
「そんなのねじ伏せるからいいよ」
「くっ、情報屋め…!」
「ふん」
「まあ私が駆け込むのは警察じゃなくて平和島さんになんで」
「えっ」
「私と平和島さんに接触があったことぐらい知ってますよね?折原さんが裏で手をまわしたんですから」
「…相変わらず勘だけは鋭いね」
「ということで大人しく平和島さんに殴られてください」
「趣旨が変わってるよ」
「あれ?なんの話でしたっけ?」
「名前が俺と籍を入れるって話」
「え?そうだっけ?」
「どこで式を挙げるか決めてるとこだった」
「あれ?記憶にないんですけど……じゃあハワイとか?」
「相変わらず頭は鳥以下だね」

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