ピンポンピンポンピンポーン

「綱吉くううん!遊びましょ!」
「煩い」
「久しぶりに日本帰ってきたんだからさ。お祭り行かない?」
「行かない」
「えー!射的とかボール当てやりたい!」
「お前毎日のように本物撃ってるじゃん」
「お祭りは違うの!」
「嫌だよ。人多いし」
「ツナ…変わったね」
「…昔と違うから。もう寝るから帰れ」
「ちぇー。あ、そうそうツナ!私好きな人できた」
「は」
「うわ、びっくりした。急に勢い良く振り返られるとこっちがビビる」
「誰」
「知りたい?」
「…どうせフラれるのは目に見えてるけどね」
「ひど!綱吉めちゃひど!」
「で、誰」
「それはねー」
「…」
「教えなーい」
「………ほーお」
「ちょっとーじゅうでほっぺぐりぐりすんのやめてー」
「誰だか言ったら止めてやるよ」
「お祭り付き合ってくれる人」
「…」
「ってことでー、綱吉くんは残念ながら違いましたー!」
「…え、」
「しょーがないから恭弥誘おう。あいつ何気にお祭り好きだし。屋台から金巻きあげるけど」
「名前」
「じゃあね」
「ちょっと待て」
「……なんですか綱吉くん。これから寝るんじゃないんですか」
「…十分待ってろ」
「……五分なら待っててあげよっかなー」
「いなかったら撃つ」
「外で物騒なものちらつかせないでよ!」

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