及川「iPhone置きっ放しだよー誰のー?」
月島「(なんで当たり前のように部室にいるの…)」
及川「あれ、カバーピンクだ。女の子のか!春ちゃんカバー変えたのかな」
菅原「(宝生のって分かったら勝手に見そうだし黙っとけ)」
月島「ピンクってだけで女子って決めるのは早いんじゃないですかー?」
及川「だって烏野でピンク使いそうなの君くらいじゃん。君のじゃないってことは女子のだよ」
日向「すっげー!大王様頭良かったんだ!!」
菅原「そういうことではないぞ日向」
及川「あっ」
日向「?」
月島「パスコードロック、ピンコードですね」
菅原「絶対解けないやつだ。4ケタの数字でも解除すんの無理だけど」
及川「………あけちゃった!」
月島「!?」
菅原「あんな爽やかな顔して…えげつないことを…!」

日向「いまなにやったんですか!?やっぱり推理!?」
及川「春ちゃんのしそうなワード入れてったら3つ目で開いた」
日向「わーこわ」
及川「聞こえてるよ!」
月島「そのうち本当にストーカーで訴えられますよ」
及川「そんなことないよ!愛があれば!」
日向「春加さんから愛貰ってるんですか?」
及川「………」
菅原「日向の純粋な質問でトドメを刺した」
月島「溺愛されてる日向から言われるとか(笑)可哀想(笑)」

春加「なにやってるんですか?」
及川「ひっ」
月島「全部及川サンですよ〜」
春加「でしょうねえ、勝手にロック解除して履歴チェックしてるとか引くんですけど」
及川「ごめん!ごめんなさい!でも気になっちゃうじゃん浮気してないか」
春加「浮気?及川さんと付き合ってないのに??」
及川「……」
菅原「(日向以上にトドメを)」
月島「(息の根を止めましたね)」
日向「(あ、ほんとのほんとに付き合ってないんだ)」

影山「パスワードってなんだったんですか?」
及川「はぁ?なんで教えなきゃいけないわけ?勝手にみるつもり?」
月島「うわぁ、一番言われたくない人に」
及川「ぜーったい教えなーい!及川さんから教えなーい!」
影山「『hinata』とかですかね?」
菅原「ありえそうで試したくないな」
及川「さあねー」

春加「及川さん解除したから変えなきゃ…油断できない…」
及川「よく覚えてたと思わない?春ちゃんその言葉好きだもんね」
日向「へえ!ふたりの思い出ってやつですか?」
及川「そうそう!」
春加「ていうかゲームね」
月島「ゲーム?」
春加「私がやってたRPGのダンジョンである言葉を入れたら進むってのがあるんだけど、ちょうど思い出したからそれにしてたの」
月島「へえ…それを3つ目で……」
及川「ちょっとなにその目!!ごめんって!!」

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