朝。窓から差し込んだ柔らかい日差しで目が覚める。
腕の中を見ると、まだ牡丹は気持ち良さげに眠っていた。
規則正しい寝息と天使のような寝顔が俺を幸せにしてくれる。

「…可愛いなあ」
「ん…」

さらさらと流れる髪で遊んでいると、牡丹が少し身じろぎする。
即座に髪を放して、身を硬くする。
でもそれは杞憂に終わって、また規則正しい寝息が聞こえてきた。

「大好きだよ、牡丹」

囁くと、笑ってくれた…ような気がした。
どんな夢を見てるんだろうなあ。
牡丹の額に口付けを落とす。
…俺も、二度寝しようかな。

20110311
お題元、確かに恋だった












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アトガキ
唐突に幸せそうなプーチンが書きたくなりました。
短い。




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