ここはメインのページだった場所です。
今日は普段と様子が違い、とにかくコンテンツが見当たりません。

「見事に何もないな……」

紺色の髪の少女が呟くと、

「全くだね」

少年のような彼女とは別の、少し低めの少女の声がしました。

「誰だ？ ……蒼歌か？」

紺色の少女が尋ねると、
声はさらに返します。

「そうだけど何か？」

そして、何もなかったはずの場所から、人が出てきました。
水色の短髪を揺らし、少女に駆け寄ってきたのは、15歳くらいですが背が低めの少年。
大きく白いボタンが縦に２つ並んだ水色のＴシャツに、白の短パンといった出で立ち。
何故か左耳しかない青色のヘッドホンをつけています。

「って紺野、その髪どうしたの？ 女の子みたい」

蒼歌と呼ばれた水色の少年が答えると、紺野と呼ばれた紺色の少女が言いました。

「分からない。気付いたらこんなに髪が伸びていた。見た目では分かりにくいが、胴着も女ものになっている」
「私も微妙に髪が短くなってたよ」
「何が起きているんだ……」

紺野は不思議そうな顔をしています。
蒼歌は、表情を変えずに言いました。

「まあ、他の所も見てきたら？ 何か分かるかもしれないし」
「そうだな、そうする」

最後に蒼歌はこんなことを教えてくれました。

「そうそう、他にも3人来たよ」
「そうだったか、ありがとう」

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