とーたるさぽーと

あなたのお付き合いから一生を全力でトータルサポートしてみる。
※テンション高めで読んでください


step1 告りましょうか
倫「意中のあの子を落としたい!そんな時は俺にお任せっす!
あなたに一番ぴったりなアプローチ法を伝授しちゃうっすよ!ちなみに、お薦めなのはベタに吊り橋効果っすね!やっぱ、人間、どきどきさせた者勝ちっすよ。あと、ストックホルムシンドロームとか」

政「おい、後者は犯罪だろ」
倫「恋の成就に手段は選ばないものだよ?」







step2 どきっ!愛しのあの子をfallen you!
古「あの子と付き合うことになったら、僕の出番だよ!どうも、古文ですー。
僕は平安から明治まで色んな時代の恋愛テクをもってるからね。きっと、あなたも満足するアドバイスを提供するよ。色んなテクニックがあるけれど、中でも、『源氏物語』の光源氏のそれはピカ一さ。光源氏ってすごいんだよ。おしとやか系、お嬢様系、果てはロリとか病んでれちゃんまで幅広い女性と付き合ってるんだから。義母も食っちゃてるし」
現「はん、甘いな!今を生きてるんなら、古文なんて時代遅れなもんに頼るんじゃなく俺を読め!それに俺は、もしお付き合いが上手くいかなくても、二次元で完璧に傷心を癒してやるよ!」

英「『The Tale of GENJI 』って、実際すごい話だよな。義母とかロリとかいったいどこのAVだよって話だよな」
古「もー、ウィル。そういうことは思っても言っちゃだめなの。
……それとさ、語。二次元に癒されすぎてリアルに帰ってこれなくなったらどうするんだい?」
現「ま、そん時はそん時だろー。本人幸せなら、よくない?」
古(うわっ、テキトー)






step3 ヨーロッパ、アジア、アメリカ……、あっ、南米もええなあ!
日「ほらっ、一兄。なにやってんの」
世「そーだよ。次、一兄の番だってよ」
地「やって、この前、出番ないってゆうてたやん!」
世・日「事情がかわったの。ほらっ!」


地「えー。お久しぶりです?いや、初めましてやんなあ。地理なんやけど。
えー、なんで出てきたかっちゅうとですね、えーっと。……え?はよせえって?ああ、はいはい。
……んでは、こほんこほん。
プロポーズ、結婚ときたら、夫婦初のイベント、新婚旅行や!成田離婚っちゅう言葉もある通り、この旅行はただの旅行以外にも大切な意味があるんやで。
場所は?プランは?食事は?
全部この俺に任せとき!お兄さんとお兄さんの大事な奥さんを絶対満足させる旅行プランをこさえたるで!なんなら、現地のガイドさんもやったるでー」
世「ぼくと旭菊くんも全力でサポートするよー!」

地「どや。俺は本番には強いタイプなんやで」
日「うん、一兄。完璧だったよ。カッコいい!」






step4 亭主関白宣言
漢「愈々始まる結婚生活。亭主関白宣言してみませんか。漢文です。
妻との節度ある、そして尻に敷かれない生活を得るためには、『孔子』を読みましょう。少々の亭主関白だって、徐々に強大化する妻の力に対抗するためには必要です。
さあ、おこづかい制からの脱却を目指して、いざ、亭主関白宣言!
おまけで、上司とスムーズに付き合う方法も教えます」

現「雅歌、世知辛いよ」
漢「結婚生活なんてそんなものだ。だから、私が支援してやると言っている」






step5 チルドレンアタック!
生「生物を勉強してたら、本当に生まれた子が自分の子かどうか調べれるぞ。ABO式血液型での矛盾はもちろん、DNA鑑定とか……」
数「わーっ!郁くん、なに言ってんの!出産早々浮気発覚じゃ修羅場杉すぎですよう!もっと、役にたてることあるでしょう?」
生「ん?そうか……。
あっ、そうか!
諸事情でお悩みの方々、いざとなったら人工受精という手だてもある。ぜひ、出産を諦めないでくれ」
数「だめだ、これ……」

なんだか、本当にすみません。





step6 for your family
英「家族と楽しく過ごすためにはやっば先立つもんがねーと始まらない!
会社内公用語を英語にしてるとこもあるくらいな、グローバル社会時代。英語が話せて、ぜってー損はさせねーぜ?
っつーわけで、みんなもっと英語しようぜ!英会話!」

生「でも、海外に単身赴任になったら寂しくない?」
英「えー、現地妻つくるとか?」
生「てめーはほんと……。実際するなよ」
英「失礼だな。俺は一途だぜ?」
生(嘘臭い……)






step7 家計簿って大事だよ
算「こんにちは、算数だよ。家計簿をつけるって大事だよ。出費が一目で分かるし、むだづかいも省けるし。
お兄さんも家計簿をつけて素敵な主夫をめざしてね」

数「アリス!どうしたの」
算「うん。僕の使い方をアピール出来るって言われてきちゃった!」






step8 人生計画作っとこ?
政「右も左もちんぷんかんぷんな20代。働いて働いた3、40代。そして、いよいよ定年迫る50代。そろそろ、余生について考える時期がきた。年金、残った住宅ローン、子供の学費。相談はいつでも受け付けているから、気軽に来てほしい。政府と共に誠実な対応を約束しよう」

日「逆に相談しづらいですよ」





数「……えっと、みんなしてなにしてるんですか」
英「あんなー、ガッコ卒業したら、教科書棄てちゃう人多いじゃん?」
古「それは、淋しいだろ。だから、なんとかして大事に持ってて貰えないかなって思ってさ」
数「へー。……って、それ、おれの出番ありませんでしたけど?」
生「くららはー、どうしても思い付かなくってー。ごめんね!」
数「え、え?だって、アリスまで出てたのに?」
国「……ぶっちゃけ、日常生活だと、アリスがいりゃなんとかなるってか」
数「語まで……。ひどいです。おれはいらない子って事なんですか!う、わあああん!」
国「カズっ!ああ、行っちゃった……」
生「お前なあ、弟と比べるか、フツー」





戸倉アリス
算数。内弁慶ぎみなカズイの弟。兄の事は呼び捨てする。
アリスはarithmetic(計算)より。



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