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拍手ありがとうございます!
下にお礼のつもりの文を置いておきます!ルカゲン会話小ネタでございます。

めちゃくちゃいちゃついててうっとおしい一人と一匹!?上等だ!!という猛者はスクロールプリーズ!








ルカ「ゲン様、魚が焼けました」
ゲン「そうかい?ありがとう。ああ、美味しそうだ」
ルカリオ「冷めないうちにどうぞ。その間に私はゲン様の寝所を整えますので」
ゲン「ええ?いいよ、後でいっしょにやろう。そうだ君はあちらの川で体を流すと良い。やってあげるから」
ルカリオ「いえ、ゲン様にそんなことは」
ゲン「いいんだ。私がやりたいだけなのだから」
ルカリオ「ゲン様…」
ゲン「では頂きます。ルカリオ、さあ食べよう」



ゲン「そういえばルカリオ、私はここ最近、中世の戦記を読んでいるのだが」
ルカリオ「知っています。随分と長いシリーズですね?」
ゲン「そうだ。人間とポケモン、人間と人間、ポケモンとポケモン。戦場でのそれぞれの関係性と、そこに絡む戦略や政治的駆け引きが緻密に書き出されていてなかなか興味深い。ゴヨウさんに感謝しなくちゃな」
ルカリオ「それは良かったですねゲン様」
ゲン「うん。それで、読みながら特徴的だと思うのが、今言った通り、登場人物の関係性だ」
ルカリオ「はい」
ゲン「当時は今よりはるかに地位や立場を重んじていて、言葉遣いがとても物々しい。敬語敬称をごく自然に、しかし徹底して使用している。今はあまり、誰かを呼ぶときに"様"とつけることはないな?」
ルカリオ「…まあ、一般的にはそうでしょう」
ゲン「そうなんだ。客人や、どこかのご令嬢ならそういったこともあるが、まあ特殊な例と捉えていい。」
ルカリオ「……そうですね」
ゲン「…そこで一つ、提案というかお願いなんだが」
ルカリオ「?」
ゲン「ルカリオ、どうだい、私に敬語を使うのをやめてみないか?」
ルカリオ「えっ」
ゲン「いや、いやだと言うんじゃないんだ。ただ、私と君は主従ではないと、私は思っている」
ルカリオ「………!」
ゲン「もちろんトレーナーとポケモンという意味では、主従で間違いではない、それが世間的な見方かもしれない。ただ、私は君を…そんな単純な枠では嵌めたくない」
ルカリオ「ゲン様……!!」
ゲン「何となくね、本の読み過ぎかな。君のその呼び方を意識してしまうんだ。悪い事じゃないんだが。…どうだい、今から明日の同じ時間まで、敬語は止めてみないか?他の仲間にするように話してみてほしいんだ」
ルカリオ「はい…いやその……」
ゲン「うん、突然言われても困るのはわかるんだが、…変なことを言ってしまったな」

ルカリオ(ゲン様が…がっかりしている!!俺の不徳のせいで!俺が信頼に応えられなかったから…ゲン様が…ゲン…)

ルカリオ「わかりま…了解した、ゲ、ン」
ゲン「!」
ルカリオ「ゲンがそう言うのならやってみよう。明日の就寝前までだな?…無礼は許して欲しい」
ゲン「はは、やれば出来るんじゃないか!新鮮だなあ、うん。では頼んだよ!」
ルカリオ「ああ。…ゲン、そろそろ寝たらどうだ?」
ゲン「そうだね、そうしよう。おやすみルカリオ」
ルカリオ「いい夢を、ゲン」


<翌日>


ゲン「今日はトバリデパートに買い出しに行こうと思う」
ルカリオ「ゲン、俺も行こう」
ゲン「ああ、頼むよ」

ゲン「ルカリオ見てくれ。このポケモンフード良いんじゃないか?」
ルカリオ「そうで…そうだな。トウガンさんにも買ってあげると喜びそうだと思うが」
ゲン「良い考えだ!ふふ、帰りはたくさん持ってもらおうかな」
ルカリオ「いくらでも」


ルカリオ「ゲン、昼食はどこでとるんだ?」
ゲン「テントに戻って私が作るよ。まったく、野宿での張り込みが必要になる仕事は食事が面倒だね」
ルカリオ「では夜は俺が作ろう。…出来る限り」
ゲン「そうかい?楽しみだなあ。君がその手で料理をするのを見ることはいつだって私の楽しみだ」


ルカリオ「ゲン、後は俺が観ておくから少し休んでくれ」
ゲン「…いや、まだ大丈夫」
ルカリオ「問答無用。休めるときに休むべきだ。…ほら、行け」


ゲン「ルカリオー、手伝うよ」
ルカリオ「大丈夫、大丈夫っ……!!」
ゲン「ああ、ほら手を切りそうだ。無理しないで、貸しなさい」
ルカリオ「す…すまない」



ゲン「今日も一日ありがとうルカリオ」
ルカリオ「こちらこそ。…ゲン様、いかがでしたか?"対等な私"は」
ゲン「わ!びっくりした」
ルカリオ「ご期待に添えたでしょうか」
ゲン「ああ。とっても新鮮で、ルカリオの新しい面を知ることができたと思うよ」
ルカリオ「それはよかったです。…今後もお続けになりますか?」
ゲン「ふふ、どうしようかな。たまにやってほしいかも」
ルカリオ「ご要望とあれば」
ゲン「君の方は特に違和感なかったかい?」
ルカリオ「ありました。ありました…が、私があなたにどう話そうと、何も変わることはありませんので」
ゲン「ルカリオ…ありがとう」
ルカリオ「さあ寝ましょう。明日も早い」
ゲン「ああ、おやすみルカリオ」



ゲン「ああ、そうだルカリオ…」
ルカリオ「何でしょう?
ゲン「ふと思ったんだけど、」
ルカリオ「はい」

ゲン「今日の君と私はまるで夫婦のようだったねえ」

ルカリオ「!!??!?!??」


ゲン「それだけ…じゃあ本当におやすみ…」

ルカリオ「は、はい、ゆっくりお休みを… ……」


ルカリオ「……………」



ルカリオ「二度とできない…………!!!」







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るかりおはいいだんなさまだなあと思って書きました。
あとふたりはなまえよびあいまくりだなあとも思って書きました。
つうかこいつら愛しすぎててふつうにけっこんしちゃえよと思って書きました。

拍手ありがとうございましたー!!
ご意見ご要望こんなゲンさんが好きだあんなゲンさん書かないかむしろアーロン様どんとこい等、なんでもお気軽にどうぞ!!







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