次の行き先


阿「団長、例のやつ調べたぜ」
神「流石阿伏兎、仕事がはやいね」
阿「そりゃどーも。だがそんなに詳しいことは出てこなかったな」

渡された資料に目を通す

神「ホントだね」
阿「深く関わりのある奴…例えば親父さんなんかは知ってんじゃねぇか?」
神「………」

今更親父に会うつもりなんかないんだけどね

阿「どーするよ」
神「一応俺達の星に行って」
阿「あいよ」

チッ…
よりによってハゲかよ


神「しぐれ♪」
『はぁ……』
神「なんでため息つくのさー」
『誰のせいだとおもってんの』
神「オマケの人のせい?」
『まだそれ言うか!』
神「次の着陸場所ね…」
『何所?』
神「…俺達の故郷」
『………』
神「俺ちょっと用事があるからさ、暫くそこに停泊することになるかも」
『…最悪……』
神「せっかく帰るのに?」
『…そこは自由行動でいいんだよね』
神「もちろん」
『ならいっか…』

毎日天気の悪い星
それが私たちの星

そこには、私にとって
あまりいい思い出がない場所


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