君のため


目を覚ましてから数日

怪我は殆ど治ったのだが
神威がどうしてもと言うから休んでいた

『ここ来る暇あんなら仕事しろよ』
神「つれないなぁ。せっかくきてあげてるのに」
『頼んだ覚えないし。それにサボりにきてるだけでしょ。
はぁ〜復帰早々書類と格闘か…』
神「俺だってやるときはやるよ」
『できればそれを毎日持続させて欲しいんだけど』
阿「やっぱりここにいたか」
『あ、阿伏兎』

    ドゴォォン

阿「まだ何も言ってねえぞ!このすっとこどっこい!」
神「なにも言ってなくても存在が邪魔」
『流石にそれは酷くない?』
神「しぐれも阿伏兎の味方するの?」
『そういうわけじゃないけどさ、もっとこう…せめて一片のDNAも残さず消え去れとか…』
阿「そっちのほうが酷いからァァ!」
神「そっか〜」
阿「納得するな!!」

一応療養中なのだけど
いつも賑やかな病室だった

阿「賑やかって言わねえよ!」
神「次は避けちゃダメだよ」

    ドォォォン…


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