後悔先に立たず


今回は珍しくついてくることはなかった

こんなこともあるんだなと思ってたけど
そういや、近寄るなって言ったんだっけ?

それでかもしれない

阿「よぉしぐれ」
『あれ、任務に行ってたんじゃなかったっけ?』
阿「今帰ってきたところだ」
『ふーん』
阿「で、俺がいない間に何があった?」
『べつに〜』
阿「団長が妙におとなしいからな。喧嘩でもしたか」
『だーかーら!知らないって。ただ暫く近づくなって言っただけ』
阿「それだろーが」
『あんなのでいちいち落ち込むようなやつじゃないと思うんだけど』
阿「まあ確かにそうなんだが…」
『なに?それとも私に謝って来いとでも言うつもり?
あいつに頭下げるつもりはこれっぽっちもないんだけど』
阿「んなキレんなよ」
『なんか腹立つ。ちょっとどっか出かけてくるわ』

そういって席を立つ

阿「おい、どっかってどこだよ」
『関係ないでしょ!』

後ろでため息が聞こえてきたような気がした


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