いつだって私に愛を叫んでた 「しぐれ、愛してる」 「はいはい。」 「相変わらず冷たいね」 「だって、今日で何回目だと思ってるの?5回目だよ」 毎日言っててよく飽きないね 「それほどしぐれを愛してるってことわかってくれた?」 「わからない」 「そんな冷たいしぐれも好きだよ」 恥ずかしげもなくよく言えたものだ 聞いてるこっちが恥ずかしくなる 「へぇ、しぐれも照れるんだ。かーわいー」 「読心術でも使えるの?プライバシーの侵害なんだけど」 「いいじゃん。付き合ってるんだし」 そう言って爽やかな笑顔を私に向ける その笑顔に私は弱いんだ 「ばーか」 「しぐれよりは馬鹿じゃないけど」 「…もういい」 いつだって私に愛を叫んでた (しぐれラブ!) (そんな馬鹿に惚れたのは私) [*前] | [次#] |