愛か恋かも判らぬまま君は僕の臓器になってしまった
たすけてしんぷさま
秩序も法も助けてくれない
砂嚢に蓄積される私
鎖は錆びた
人間になれますように
葬儀屋に告ぐ
ひきょうものはぼくでした
涙で洗い流れる罪なら許されるのですか?
清く正しくありたかった
そして恐怖する
張りぼてに描かれたヤハウェにかしずく
御霊だって嘆くさ
僕は煤にすらなれないのか
壊死は進み侵す
白球すら回せない腕の赤い糸
傍観者なのだと知った
水が出ない蛇口
そうだね例えばの話
アダムだとかイブだとか
それでも僕は林檎をかじる
傍観者は語る
見えないと笑った
シンジツコトバ
もう泣かないよ
また泣いていいかな
なんてねヒーローズ
プシュケの花束


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