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「#エロ」のBL小説を読む
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- ナノ -

2017 06 04

手嶋純太 主従関係 失恋
「距離置こう、」彼は毎回笑ってそんなこと言うなよって。「うん、わかった」え?って聞き返した時点で私の負け。「距離置くんだろ?」「それは、」「勢いでそんなこと言うもんじゃないだろ」離れられないくせに。押し倒されて見上げた彼が色っぽくてぴったり寄り添う。うん、そうね、離れられないね。

2017 06 04

新開隼人 元恋人 好き嫌い
久々、と言って困惑。彼も気まずそうだったが偶然居合わせた駅前のカフェ。隣いいか?と言ってきたのは隼人だ。「紅茶じゃないのか」「…最近コーヒー好きなの」「そうか、知らなかった」知らなかった?変わっちゃったんだよ私たち。彼の新しい彼女の趣味であろう腕時計に吐き気がした。まだ、好きだ。

2017 06 04

今泉俊輔 恋人 好感
デートは4回目、2回目で漸く手を繋いで、もしかしたら今日、って勝手に期待してる。「…なぁ、」帰り道、握られた手が熱くてどろんと溶けてしまいそう。「なに?」背の高い彼を見上げて精一杯甘えた声。「っ…な、なんでもない、ごめん」あーあ、俊輔まだダメか。口づけは次回まで持ち越しのようだ。

2017 06 04

黒田雪成 先輩 眠気
心地よい温度に保たれガタンゴトンと揺れる車内でこうならない筈はない。欠伸の数が多かった。テスト前で寝てないって嘆いてた。眠る彼の横顔は綺麗で。「…黒田先輩」返事がないことに安心し言ってみる。「すき」って。カァと赤くなる頬は窓から差し込む夕日に照らされているから…?え?違う、よね。

2017 06 04

新開悠人 家庭教師 答え
出来のいい子で教えることなんてなかった。問題集もほとんど正解、スムーズにことが進んで残り時間5分。悠人くん質問ある?と聞く私に綺麗で可愛い顔の彼は言うんだ。「俺、先生のこと好きなんだけど」あ、可愛いって言ったのナシ。どくんと跳ねる心臓は誤魔化しがきかない。「ねぇ先生は?答えて?」

2017 06 04

巻島裕介 浮気 手枷・足枷
「ねぇ、私って2番目?」女に言われて引いた台詞ランキング4位にランクインしそうな言葉を口にする自分に吐き気がする。それを言われた裕介も相当に困って、でもあの性格の彼は私の髪を撫でて優しく残酷な嘘を。「いや、1番だ」って。優しい彼をこうやって、どんどん苦しめることしかできないのだ。

2017 06 04

手嶋純太 家庭教師 背伸び
「先生彼氏いるんですか?」うわぁ、やっちゃったよ聞いちゃった。周りの友達が次々結婚しちゃってさぁなんて教え子の俺に吐くから多少期待したのに。「うん、でも全然かっこよくないの」ってそう言う台詞とその幸せそうな笑顔はどう考えたって、不釣り合いでしょう。女ってやっぱ、ずるいんだよなぁ。

2017 06 04

東堂尽八 生徒 プレゼント
まだ暖かくもなっていなければ桜も咲いていないのになぜサヨウナラをしなけらばならないのか。「…私に?」東堂くんの第2ボタン欲しい人なんてたくさんいるでしょって大好きな顔で笑うものだから、ぎゅうと苦しくなるがこちらも笑って言うしかない。「俺にも、持ってて欲しいと想う人がいるんです」

2017 05 20

手嶋純太 同僚 夜中
「まだやってるんですか」俺と先輩だけですよって言う手嶋は一目瞭然疲労困憊。繁忙期、仕方ないと言えばそれまで。「そっちこそ」「もう出ますよ」こんな時に家帰って彼女の手料理でも食べられればなってバーチャルな発言。「うち、来る?」「え?」「何食べたい?」うわ顔赤い、かわいいじゃん手嶋。

2017 05 20

黒田雪成 浮気 降伏
「ゆきちゃ、すき、」はい、それ嘘ですよね。好きならあいつと別れて俺にしろよ。そう告げたらこの人はどんな顔するんだろうか。得意の上目遣いと砂糖で煮詰めた声で「やだ、なんで?」って問うのだろう。交わってる時だけそうやって俺じゃないと嫌みたいな顔して…ふざけんな、それでもすきだよバカ。

2017 05 20

東堂尽八 クラスメート 誤解
「いるよ、チャリ部」悲鳴と歓喜を合わせた女の声が四角い部屋に響く。生まれた時からたくさんの愛と「かわいい」を注がれ育ったであろう女を俺も愛していて。「誰?新開?」「ん?ふふ、」チラリと目が合ってドクンと胸が高鳴ったのに。「荒北。内緒だからね?」その一言にガラガラ、崩れるのだった。

2017 05 20

新開隼人 兄妹 無邪気
「お兄ちゃんかっこいいねってまた言われた」夕食時そう報告すれば隼人は表情1つ変えずに「そっか」って。「嬉しくないの?」「ん?嬉しいよ」でもさ、と箸の動きは止めずに声色も変えずに。「おめさんは言ってくれないだろ」「何を」「お兄ちゃんかっこいいねって」「…言って欲しいの」「そりゃな」

2017 05 20

新開隼人 主従関係 すっぴん
「隼人にはわかんないよ」はじめてのお泊りデートでメイクをなかなか落とさない私にこれでもかと整った顔の男はいじけ出す。全部見たいんだけどなぁと笑うその顔も悔しいくらいに格好良くて。「わかんないかもしんないけどさ」手首はがしりと拘束、背中と冷たい床が触れて「全部見せてよ、なぁ、全部」

2017 05 20

巻島裕介 双子 眠気
双子の姉の寝顔を見ながら思い出す。今と同じように幼少期からずよく眠る女だった。俺は眠たそうな顔をしつつも決して可愛らしいとは言えない笑顔を隣で浮かべていた。「寝すぎショ」「ふふ、眠り姫だから、私」くしゃりと笑うその表情をみてぐしゃりと心臓を潰す俺はやっぱり少々可笑しいのだろうか。

2017 05 20

手嶋純太 不仲 勘違い
私はずるいから青八木君と仲良くなれば手嶋君とも仲良くなれるかなって思って。「好きなんだろ?」その台詞を吐く彼を見つめれば浮かない顔。「青八木のこと好きなんだろ」貴方だよと言う代わりにキュと寄り添い柔い声で「…ハズレ」って言ってやる。「ハズレ?」「うん…ハズレ」「俺?」「あたり、」

2017 05 20

手嶋純太 親友 ため息
「俺たち親友だもんな」一緒に帰宅して途中コンビニでアイス買ってなのに付き合ってなくて。「親友ってなに、手嶋」「ん?」「親友ってなんなの」「親友ってことにしとけば一緒にいられるだろ」ただの肩書きだよって言って私のアイスをカプリ。「そっちの方がうまいね」知らねーよバカ、なんだそれ。

2017 05 20

今泉俊輔 ご近所さん でたらめ
「俊輔はさ」私が好きだよって言ったらどうする?ってそこそこの意味を込めて聞いてみた。心臓はどくりと喧しかったし夕日に照らされてわからないかもしれないが顔は真っ赤だったと思う。「どうするって」どうもしないけど、と冷たい返事。それと。「よっしゃ、とは思う」「え?」「嬉しいよ、そりゃ」

2017 05 09

東堂尽八 友達以上恋人未満 微熱
軽いキスの後、私の口内に舌を突っ込んでくる東堂は熱のせいでどうかしてしまったのだろう。熱って言ったって37度しかないのに、なんで?「こうでもしないと」自信家の彼が見せる弱気な顔は珍しい。「こうでもしないとわからんだろう」こうされたってわからない私は一生、東堂とは友達のままだ。

2017 05 09

手嶋純太 双子 きっかけ
誕生日もお揃いな私たちはいつから拗れたのだろうか。双子なだけあって思考までお揃いなんだから困ってしまう。「なんで俺たち双子なんだろうな」「兄妹だったらよかった?」「いやそういうんじゃなくて」親の留守を狙って指を絡ませキスを唇を重ねる私たちはもう行き着くところまで来てしまったのだ。

2017 05 09

新開隼人 チームメイト 憂鬱
新開隼人は言うまでもなく一見完璧な男だけど誰も知らないんだ。「なぁ、また俺以外の奴と話してたろ」そう言って私の身体中に噛み付いて歯型を、痣をつけるのはどうにかならないのか。好きな洋服も着れやしない。付き合ってもいないマネージャーの私にこんなことをするなんて、ねぇ。知らないでしょ?
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