ブルー・ブルー ※門→新 「静雄も臨也も毎日毎っ日、ほんっと懲りないよねぇ」 「まあ…それがアイツらだからな。仲良くなってほしいと頼むほどではないが、返って喧嘩してないのも違和感あるしな」 「門田君はなんかもう悟ってる感じ?」 静雄と臨也の日常と化した行動を横目で見ながら溜め息をついた昼休み。 学校が壊れる前に、というか自分が巻き込まれる前に彼らの喧嘩を止めさせようかと思い席を立つが、 やっぱり止めることにしよう。 新羅が至極楽しそうにしてるから。 「いっその事2人が仲良くなって悪に対抗!最強タッグ!なんて展開にならないのかな!」 「はは、それはないだろ…そもそも2人に共通する敵なんて…」 「えー、門田君、世の中どう転ぶか分からないじゃないか?あ…いや、例え地球が爆発したって…臨也と静雄の関係は変わらないかもしれない…けどさあ…もうちょっとなんかこう」 「なんだ…お前は2人に仲良くして欲しいのか?」 「うーん…良く分からないけど、僕は面白かったらなんでもいいかな」 「なんだそりゃ。はっきりしないとかお前らしくない」 「はは、そうだよねぇ。どうやら僕はあの2人に関してはまだまだ未知の領域だから、これから、うん、これから知っていけば良いのさ。今はただ、僕自身が楽しかったらそれで良いかなって」 「…………」 俺はお前を見ているのに、お前の視線はアイツらだ。ずっと。多分この先も、永遠と、お前は俺の視線なんて、気付かないんだろうな。 まあ、見て欲しいなんて我が儘は、思わないけど、ね。 お分かりのように、ドタチン攻め(?)が好きのようです。 |