▼うしおととら うしおの従兄弟の兄ちゃん
10/26(21:33)


蒼月 藤九郎(あおつき とうくろう)

 潮の従兄弟。19歳。紫暮の兄弟の息子であり、両親は既に他界している。小さい頃は潮と共に育ったが、高校卒業と同時に寺を出て一人暮らしをしフリーターになっている。潮の前ではちゃらんぽらんのだらしない兄として振舞っていたが、自分を引き取ってくれた紫暮や息子である潮にどこか負い目を感じており、高校生の頃から金銭的援助を一切受け取らずに生活している。
 魔物や化物を引き寄せる体質で、普通に暮らせば一月で家を化物屋敷にしてしまう。そのため幼いころから法力の修行を行い、日崎御角に直接の師事を受けたこともある。才はあるが自ら選んで光覇明宗の僧にはならなかった。
 化物の住まう世界を「あっちの世界」と呼んで忌み嫌っており、決して関わり合いになろうとしなかったが、弟同然の潮が獣の槍を振るう運命に巻き込まれていく中で自分にもできないことはないかと模索するようになる。

 8人もの兄弟は次々と死産に見舞われ、やっと元気に生まれた子のために「藤九郎」と名付けられた。かなり過保護に育てられていたせいで我が儘で何もできない子供だったが、両親が急病で亡くなり、家の結界が崩落。紫暮に引き取られるまでのあいだ彼に引き寄せられた化物がうようよと集まる家で一人で暮らし、それ以来化物を畏れ嫌うようになった。

 見た目は金髪でチャラついているが、若い頃の紫暮によく似ているなかなかの色男。



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