三角さんに足をまさぐられたときは、本当にこわかったけれど、そんなの全部吹き飛んじゃうくらい、今は優しいね。困っているときにいつも現れてくれるし、命も救われた。ありがとう。三角さん、わたしのヒーローみたいだね。

えっあの男の人から助けてくれたのは、三角さんだったの?わあ、じゃあ2回も命を救ってくれたんだ。感謝の気持ちが大きすぎて、なんて言ったらいいのかわかんないや。本当にありがとう、三角さん。

あれ、じゃあもしかして、……わたしの下着も、どこにあるかわかる?……そっか、それはわからないんだね。ううん、いいの。気にしないで。ただちょっと恥ずかしいだけだから。……え?ここの人は看護師さんはみんなはいてない?じゃああのときのも……って、別にみんながはいていないから、わたしもはかないとか、そういうのは関係ないからね!

でもね、実はちょっとだけはいてないことに慣れつつある、っていうのはわたしと三角さんだけの秘密。だって恥ずかしいもの。途中で会ったガスマスクさんとかジョシュくんには、指摘されちゃったんだよね。無防備になっちゃってるってことは、つまりその状況に適応しつつあるってことだと思うの。……三角さん、どうして鉈を持っているの?あ、ちょっと、殺すとか物騒なこと言わないで!わたしは大丈夫だから!

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