-sakura-


朝露まといて清らかに

夜目にあやしきその姿

朽木桜の儚さよ

散り零れてゆく

小さき花弁は咲き誇り

遠山を恋ふる

いずれ散りゆくさだめなら

葉桜となりても幽玄に

その血色のうつくしき

ひととき見ぬ間に立ち消える






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