※ リック夢。男主受。中身なしエロ(挿入あり)。「マイ・ディア・ボーイ」後日談。R-18。キャラ崩壊注意。


マイ・ディア・ボーイ2

「ん、むう…」
「は、あ、はあ…」

室内に響くのは濡れた唇と、わずかな衣擦れの音。現在家の中にはリックとハルカだけなので声を抑える必要はないのだが、2人は本能的に声を潜めていた。寝室に差し込む昼下がりの太陽光はベッドのシーツを眩く照らし、2人の秘密を暴かんと白く輝いている。

「ふ、う…」

ベッドに仰向けに横たわったハルカを押しつぶすように、リックは覆いかぶさっていた。口の周りがベタベタになる程口づけを交わしているのに、2人ともきちんと服を着込んでいる。ただハルカの下半身だけは下着とズボンを脱がされ、その秘孔にはリックの太い中指が、深く甘く突き刺されていた。

「や、ん…あっ…ああっ…」
「気持ちいいかい…?」
「うん、う…きもち…あああっ」

質問に答えようとするハルカを遮るように、ジュプジュプと出し入れされるリックの太い指。それは入り口の浅い部分に留まらず、奥の性感帯にまで深く強く食い込んで、ハルカの快楽を引き出していく。

「あ、前もさわって…」
「なぜ?」
「だって、も、つらいいっ…!」

ハルカの言う通り、その小ぶりな性器は可哀想なほど赤く張り詰め、解放を今か今かと待ち構えている。リックの中指が秘所をグリグリと押し上げるたび、ハルカのペニスは耐えきれずピュ、ピュと甘やかな先走りを零していた。

「ああ、可哀想に…でもそれは出来ない。何故だかわかるか?」
「あ、…うう…」

ハルカは質問の意図に心当たりがあるのか咄嗟に目を逸らしたが、リックの問いには答えない。瞬間、リックは弾けたように感情を爆発させ、ハルカの内部をかき回す動きを強くした。

「ああっ…リック、や…」
「質問に答えるんだ」

快楽に喘ぐハルカを、リックは甘く厳しく責め立てる。美しく愛おしい青年を甘やかしてやりたい気持ちは勿論あったが、今はその時ではない。

「ひ、う…ごめ、なさあ…!」
「何が?」
「お、れ…やらしか、た…から…っ」
「いつ?」
「きょ…今日…!」
「そうだ…君は、あんな場所で俺をいやらしく誘って…!」
「ああん…っあ…だってえ…」

リックが責めているのは、今朝のハルカの言動についてだった。

リックは2日前から何人かの仲間と共に泊りがけの食料調達に出ていて、今朝帰ってきたところだった。リックと仲間たちを出迎えた人々の中にハルカもいたのだが、その時彼がとった行動が問題だったのだ。

2日ぶりに見た年下の恋人の姿に心踊ったリックは早速ハルカに「ただいま」とハグをしたのだが、その時耳元で囁かれたのだ。

『ねえ、おれ今下着履いてないんだ…この意味わかる?』
『…っ…ハルカ…』
『この二日間ずっとリックのこと考えてたんだ。毎晩毎晩、リックに触って欲しくて…ね、やらしい事しよ?もう我慢できないんだ…』

そのあとのリックの行動は早かった。今回の調達についての報告や今後のことを話し合いたいというダリルやミショーンに「明日にしよう」と告げ、さらうようにハルカを抱き、大股歩きで自分の家まで帰ってきたのだ。
玄関に入るなりハルカに息が止まるほどの口づけをした後リックは告げた。

『俺は今から君を抱く。泣いて頼んだって離さないぞ』

その宣言にハルカは瞳を潤ませて「うん…」と喜んだのだったが…。

「君は!人の気も!知らないで!」
「あっあっ…ああっ」

リックの太い指がお仕置きをするようにズボズボとハルカの穴を出入りする。その度に狂いそうなほどの快感にさらされてハルカはおかしくなりそうだった。
待ちわびていた事のはずなのに、リックがここまで反応をすると想像もしていなかったハルカにとって過ぎた快楽は暴力に近い。

「ああ…ごめ、なさ…!あっ…あああああ!!!!」

リックの指に与えられる快楽が頂点に達した瞬間、ハルカの体は絶頂にガクガクと大きく震えた。ペニスを触られずとも後ろへの刺激だけでイッてしまった青年をみて、リックの股間はジーンズを押し上げるように硬くなっていた。頬と下半身をピンク色に染めて、絶頂の余韻に浸るハルカ…それはこの世に何より美しい光景で、リックはもう限界だった。

「は…は、ベイビー…」
「あ、ん…リック…」
「もう限界なんだ、…許してくれるね?」
「ん、いいよ…あ、はやく…!」

ハルカは、この瞬間が何よりすきだった。どんなにハルカが淫乱でも、いたずらをしても、リックはいつだって最後には許して甘やかしてくれる。…実はハルカをお仕置きする事でリックが興奮していることを、当人は知る由もなかったのだが。
そして今は、リックの寛げられたジーンズから飛び出した怒張が、硬く天を向いてハルカを欲していた。その大きな雄は先走りでヌラヌラと濡れていて、あまりの大きさにハルカの穴はキュンキュンと期待に震えてしまう。

「…あっ…」
「は、あ…」

うつ伏せになったハルカに覆いかぶさるようにして、リックの怒張がハルカの尻たぶに押し付けられる。それはすぐにはハルカの中に入ろうとせずに入り口近くをヌルヌルと撫でるだけだ。

「いれて、…れて!はやくうう…!」
「…ッック…!」

煽られて、リックの大きな先端がチュプ、とハルカの中へと侵入する。瞬間、リックはその大きさの殆どをヌルルルルッと内部へと押し込んだ。

「あああああっ!」

間髪なくジュブ、ジュブ、と出し入れされるペニスにハルカは髪を振り乱して喘いだ。太い指で掻き回され、焦らされていたハルカにとってリックの巨大なペニスは待ちわびていた快楽そのものだ。ギッ、ギッとベッドを軋ませて繰り返される挿入に、意識が飛びそうだ。

「あんっあああっ!ああっ!あっ!」
「く、はあ、は…っ…あああ!」

対するリックも、自身を締め付けるハルカの内部の気持ちよさに殆ど理性が飛んでいた。二日間壁の外で過ごし、やっと戻ってきたと思えば美しい年下の青年に誘惑されたのだ。張り詰めたペニスは今にも爆発しそうに膨らみ、早く早くと快楽を追い求めどんどんスピードを増していく。

「ハルカッ…ああ、ハルカ…!」
「リック…あ、ん…ああああああ!」

ギッギッギッギッと絶え間なく軋むベッドの音が、そのまま快楽に繋がっていく。その音はハルカに「自分は今大好きなリックに犯されている」と実感させ、リックもまた「何よりも愛おしい存在であるハルカを一方的に犯している」という背徳感と征服感で今にも達してしまいそうだった。

「も、だめ…いちゃ…いっちゃううううう」
「ああっ…クッ…出すぞ…!」

ビュッビュルルルッという感覚と共に、リックの熱い精液がハルカに注ぎ込まれる。

「あっあああああああ!ああ…あ、ついぃ…っ」
「く、は…あ…ああ…!」

大量の精液はハルカの穴から溢れ、その太ももをトロトロと伝う。リックも未だに収まらない射精の波に腰を揺らし、一滴残らず注ぎ込もうとその腰をハルカにギュッと押し付けた。

「あ、ん…まだ…でてる…」
「はあ…ベイビー…愛してるよ…」
「ん…」

愛の言葉を囁かれながら頸に口付けられ、ハルカは子猫のように満足げに喉を鳴らした。ハルカに対する愛おしさで、リックの心臓はキューッと締め付けられる。なんだか離れがたくて、リックは射精が終わった後も性器を引き抜かず暫くそのままにしていた。

1日が終わり夜あげれば、また2人は離れなければいけないのだ。それならば今だけは、2人の時間を楽しもうではないか。

Fin.




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