信じることの愚かしさ
「あ〜!ロア様〜!」 「うわ、出た」 信じることの愚かしさ (アニス=タトリン) 「ちょっとお、逃げないでくださいよ〜」 「逃げるに決まってんだろ、下心見え見えのガキに見つかったら」 「下心なんてありませんよお」 「前から言ってるけど、私は大富豪じゃねえからお前にとってのメリットなんて皆無だと思うんだわ」 「メリットなんて求めてないですよ〜。ロア様がいてくれるだけでいいんですからあ〜(伝説のディセンダーってだけで寄付金をがっぽり貰えるのってメリットだよね)」 「…伝説のディセンダーって肩書きを期待してんの?」 「そっ、そんなこと無いですよ〜?(あれ?バレてる…?)」 「それって儲かんの?」 「え、えっと…」 「儲かったらパイン食べられんの?」 「ぱ、パイン…?」 「パイン食べられるんだったら、教祖の様に振る舞ってやるわ」 「ほ、本当ですか?(案外乗り気じゃん…。この人、本当に駄目な奴かも)」 「我は神の遣いなり〜とか言っとけばいいんだろ?任せろ」 「…そう、ですねー(…すごい、不安)」
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