独りと孤独の境界線

「何してんのあんた」
「黄昏てんの」
「…馬鹿っぽい」


独りと孤独の境界線
(リタ=モルディオ)


「ってか、あんた今日掃除当番でしょ。さっさと働きなさいよ」
「働いたらアンジュに負けた気がするから断固拒否する」
「ニート宛らの発言ね。仮にもディセンダーたる者が何言ってんのよ」
「なあ、リタは頭良いんだろ?それならさ、前に存在したディセンダーがどんなのか分かんねえの?」
「いきなり何よ。そんなこと分かる訳ないじゃない。そういうのはクラトスにでも聞けば?」
「えー、やだ」
「…あんたたまに女子化するってか、おっさんみたいになるわね」
「おっさんと一緒にするんじゃねえよ。私漏れ無く女だから、あのおっさんは漏れ無くおっさんだから」
「じゃあちょっとだけ、おっさんみたいに喋ってみなさいよ」
「はあ?」
「あんたがおっさん化してないか調べんのよ」
「何それ、馬鹿っぽい」
「タイダルウェ
「ほら落ち着け少女、お前こんなところでそんなの使ったら船が落ちるだろーが」
「うっさい!あんたが下らない真似するからよ!」
「やーね、そんなおっかない顔しないでちょうだいよリタっち〜。おっさん怖〜い」
「うざい!死ね!」
「テメェがやれっつったろーが」



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