トリガーあるある
トリガーパロ。
カエル(本名グレン)がユーリ、魔王(本名ジャキ)がソラ、ルッカがリタ、そして友情出演のサイラスがフレン。
「また君たちか…」
「やっと見つけたぜ、魔王」
「今日こそぶっ潰してやるわ!」
「こんな時代に飛んでまで私を追ってきてくれたんだ…それなら、相手になってあげるよ」
「ソラあんた、地味に真面目にやってるわね」
「ちょ、今真剣に演技してるんだから勘弁してよリタちゃ…いや、ルッカ=アシュティア」
「ボロが出たな」
「馬鹿な魔王程哀れなものはないわ」
「煩い黙れ!貴様等纏めてこの地に葬り去ってくれる…!」
「急に魔王らしさを発揮してきたな」
「そうねー。ま、どうせまたボロが出るでしょ」
「黙れと言っている!…まずは貴様からだ、グレン。あの時生き延びた事を後悔させてやろう」
「へっ、上等だぜ。こっちだって…サイラスの仇を討つ時がやっときたんだ。これ以上お前の好きなようにはさせねえ!」
「ふっ…サイラスか。あの若造がお前を庇って無様に死んだのだったな。お前が、弱いばかりに」
「っ…確かに、あの時の俺は弱かったさ。けどな、今の俺はあの時の俺とは違う!もう逃げたりなんかしねえ…!」
「…本気になっちゃって、アホくさ」
「外野は引っ込んでろよ。このマッドサイエンティスト」
「はあ!?誰がマッドサイエンティストよ誰が!まさか、このあたしに言ってんじゃないでしょうねユー…こんのヒキガエル!」
「ああ?誰がヒキガエルだって…?」
「あんたに決まってんでしょ?他にカエルなんて何処にいるのよ!」
「ま、まあまあ、落ち着いて二人とも。取り敢えずこの岬の風景を眺めながらお茶でも…」
「シスコンジャキちゃんは黙ってろよ!」
「シスコン王子は黙ってなさいよ!」
「ご、ごめんなさい…」
「ちっ…先に魔王潰すか。行くぞルッカ!連携だ!」
「あーもう!仕方ないわね!」
「「カエルフレア!」」
「!」
「…終わったか?」
「…みたいね。あ、あそこに何か落ちてる」
「何だ…?おまもり…?」
「ジャキって、名前が入ってるわね。差し詰めサラが馬鹿魔王に作ったもの…とかじゃない?」
「…後味、悪いな」
「攻略本に魔王も仲間に出来るって書いてあった気がしなくもないわね」
「…これ、完全にやっちまったパターンだな」
「…さっさとラヴォス倒せばいいのよ」
仲間になっちゃうのかよ!と思った人は少なくない筈。チキンなわたしは当然戦わないを選択して仲間にしましたというか勝手に加入してきましたジャキちゃん。