授業中

「ぬぬ…。」
「どうしたの?」
「算数ってどうしてこうもわからないんだろうね…。」
「数学ね。」
「ああ、数学か。私の頭の中でその分野は算数の時代から止まってるからね。数学というハイレベルなラインまで未だに辿り着いてなくて…あはは。」
「(遠い目をしてる…)まあ、女の子なら数学が苦手でも仕方ないと思うけど。」
「そうなの?」
「たぶん。」
「あはは、曖昧だなあ有里くん。でも、ありがとう。」
「…いや、別に。(かわいい…)」
「有里くん、頭良さそうだね。っていうか確実に良いよね、オーラがそんな感じ。」
「オーラ?」
「うん、なんか出来る男感尋常じゃないもん。」
「あ…ありがとう。」
「またさ、時間あったら算数教えてくれないかなあ。ごはん、奢るから。駄目?」
「っ、喜んで。(奢らなくていい!一緒に勉強出来て食事を一緒に出来るならそれだけでご褒美だから!)」

有里湊、只今最高に踊り出したい気分であります。



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