放課

「坂田さんって彼氏いるの?」
「ねえねえ、その髪すごいね!地毛?綺麗ー!」
「それよりさあ、今日俺と一緒に帰らない?この辺案内するよ!」
「何処に引っ越してきたの〜?」
「ちょ、俺っちにも話しさせろって友近!」
「あ、はは。ええと、ね…。」
「…」

キーンコーンカーンコーン…

「…お、終わった。」
「お疲れさま。」
「ありがとう。っていうか、ごめんね有里くん。案内してもらう予定だったのに。」
「いや、仕方ないよ。また次の時間にでも案内出来るし。」
「寛大だね有里くん、ありがとう。お詫びにこれあげる。」
「飴?」
「うん。食べてると色が変わって、今日のラッキーパーセンテージがわかるの。」
「へえ。坂田さんも食べたの?」
「今食べてる。あ、有里くんちょっと色見てくれない?」
「え。」
「あー。(口を開ける)」
「っ、(む、無防備すぎるよ坂田さん!キスせがませてるみたいに見えるよ坂田さん!)…緑、かな。」
「緑かあ、まあまあってところだね。じゃあ、有里くんもあとで見てあげるね。」
「あ、ありがとう…。(綾時順平友近辺りが後で煩いだろうな…)」

坂田さんかわいすぎるどうしよう。飴の色見てもらう時、なんて話しかければいいんだろう。ちょっと口の中見て、とか、変態っぽい?



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