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なんでこんなに追記を書くのかと言うと、わたしがおまけというものが好きだから。たとえるならリオンのヒールとかフレンのファーストエイドのような「えっ、お前そのポジションで回復出来るの?最早一人で生きていけるじゃん」っていうのがすきだから(例のせいで余計に意味不明)

保健室番外編って程でもないもの

▽フレン

「ラナドール先生」
「なあにフレン君」
「数学を教えていただけませんか?」
「えっ、それ真面目に言ってる?」
「はい、勿論」
「う、うん。まあフレン君が冗談を言う子じゃないのはわかってたけど今回ばかりは出来れば冗談であってほしかったよ。そして何故私なの。今世紀最大の人選ミスにも程があるよ」
「ラナドール先生なら数学くらい簡単にやってのけるんだろうと思いまして」
「あっはっは、私が数学等という最早暗号の羅列の様な崇高なものを理解しそして巧みに使いこなせるとでも思ってるのかね!馬鹿にしてるのか君は!」
「いえ、寧ろ尊敬しているからこそ先生にお聞きしたんです」
「渾身のヒューゴ教頭の物真似をいとも簡単にスルーされちゃったけど尊敬してくれてるかと思うとツッコミづらい…」
「ラナドール先生?」
「…いや、なんでもないよ。数学ならアレクセイ校長の方が詳しいんじゃないかな。よければ校長室まで案内するよ」
「いえ、僕はラナドール先生に教えていただきたいんです」
「あ、あのねえ、ラナドール先生はぶっちゃけほぼ教師じゃないの。一応教員免許は辛うじて持ってるけどあれだよ、ペーパードライバーみたいなものなんだよね。言ってみればただ保健室で暮らしてる住人レベルなのね。だから物理とか数学とかは本気でわかんない。寧ろ算数の時代くらいから分数の掛け算辺りでつまづいてたタイプだからね。どっちかって言うと教わる側なんだよね。という訳ではいこの話は終わりー。じゃあねフレンく…」
「分数の掛け算なら僕が教えます」
「え、いいよ。私教師だからテストとかないし今後分数の掛け算を利用する日も訪れないと思うから」
「駄目です。仮にも教師なら、分数の掛け算くらいは出来てほしいと生徒の誰もが思う筈です」
「いや、保健室の先生に数学の知識を求めるのは君くらいなものだよフレン君」
「さあ、行きましょう」
「…ユーリ君、助けてくれないかな」


ガイ様張りにフレンもよくわかっていない今日この頃。


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