更新履歴 | ナノ



おかえりおっさん。そのシーンのわたしの心情をユーリに演じてもらう。


「なあ、おっさん」
「どうしたの青年?あっ、もしかしておっさんの帰還に泣きそうになっちゃったとか?いやあ、それは嬉しいには嬉しいけど野郎に泣きつかれてもねえ」
「おっさん、帰ってくるの早過ぎないか?」
「えっ…何?よく聞こえなかったんだけど、もう一回言ってくれる?」
「帰ってくるの早過ぎだろ」
「メンバーから抜ける前はあんなに駄々こねてたおたくがその言い草!?いやいや、いいじゃないの!ユーリはおっさんが早く帰ってこないかなって待ちかねてたんだから、おっさんが早く帰ってきてくれてよかったでしょ!?」
「いや、そりゃあそうだが。回復役が抜けるっていうから、必死にレベル上げてみんな60レベルあるだろ?だから神殿が異常に楽だったんだよ。新たな回復役のフレンもいたしな。それにシュヴァーンも弱かったんだよな。戦闘はラピードとフレンとカロルに任せて、俺なんかずっと傍観してたからな。あ、そういえばお前剣左手に持ってたけど左利きだったのか?俺と一緒だな」
「終始辛辣な上に全然関係無い話を組み込んでくるとか何なの!?そんなに不満!?」
「じゃ、俺先にヘラクラスん中入ってっから」
「何その清々しい顔!あっ、ちょ、本当に置いてかないでよ!」


いや、嬉しいんだよ。嬉しいんだけど感動が薄れたよおっさん。いや、嬉しいよ?嬉しいんだけどね、うん、もういいや。



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -