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地図は苦手だけれどなんとか迷わずに久々知くんの家に辿り着けそうだ。学校から比較的近くて助かった。


「家で食べるおやつ買ってこうかな。」


途中にあるコンビニに足を止め、そのまま中に入った。

お菓子コーナーを物色して新商品のチョコを手に取った時、何気なく視界に入った生菓子のコーナー。何を思ったか自分でもよくわからないまま、何とは無しにそこへ手を伸ばす。


(風邪にはプリンだよね)


体に良い訳ではないが、昔から風邪をひいた時はプリンを食べていたことから、それをお見舞いにしようと思った。顔すら覚えていないクラスメイトに他意があるように思われたらどうしよう、と焦りだすのは会計が済んで、コンビニを出てからのこと。

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