09


ブオオー、と部屋にドライヤーの音を響かせて

ゆっくりとブラシを動かしながら

目の前に座るなまえ髪を乾かしてやる。

「はい、終わり」

カチリ、とドライヤーの電源を落としてから

少し乱れたなまえの髪を整えた。

コンセントを抜いてドライヤーを手渡せば

「ありがとう」

なまえはふにゃり、と笑って洗面所へ向かった。


[ 43/45 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#寸止め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -