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情報屋、折原臨也は忙しい人だ。
彼は、いつだって仕事をしている。
お節介かもしれないけれど
休息をきちんと取っているのだろうか、と
心配になるほどに。
そんな忙しい人だから。
そう
忙しい人だからこそ
いくら一緒に暮らしていても
彼は、臨也さんは
私を少しも構ってくれない。
ずっとずっと仕事。
だから私は怪我をする。
それが唯一の彼が私に構ってくれる方法だから。
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