×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

覚醒ポテンシャル
bookmark







まだ視観的には確認してないけど…



相 当 デ カ い !


しかも既にバッキバキフルボッキっていうダブルアタックなんだけど何事なの?!!咄嗟に手ェ離しちゃったよ…!
えっ、人知れずマスタベってたって事なのかな俺ずっと監視してたのに何で


ハッ…(°-° )

見られて興奮するヒト…?!






『な、何で勃たしてんすか…』



風呂場の蒸気に霞んで隠そうと思えば隠せたであろうことがバレた小十郎さんは、舌打ちを一つ零して俺の腕を力任せに引っ張る。

くるりと彼の周りを半回転して辿り着いたのは真正面。

改めて眼のあたりにするその肉体は、痛々しい傷痕こそ多いものの、洗練された筋肉が綺麗に並ぶ。
不覚にも二度目の生唾を飲んだ俺がいた。






「後悔、させてくれんだろ?」

『や、あのですね…! その、えと、そこらへんは対応しきれないかなー…』

「男に二言はねえ。」

『でもほらボク未来人だし。未来は二言あるし!』




言い合いに痺れを切らした小十郎さんは、掴んだままの俺の手をムリヤリ自分のちんこに押し付けた。

ドクドクと波打つ感覚が掌から伝わる。いやいやいやホンット逃げたい勘弁してヨォ!!
ノリ以外で男のちんちん扱くなんて笑えなさすぎるよ吐きそうだよ…!





『ほ、本気ですか…?』





束の間の沈黙に、口でも力でも敵いやしないことを悟る。目線を終始横に流したまま、俺は彼自身をやんわりとまた握り込んだ。(これぞ常に高めのポテンシャルが成し得た順応)

一瞬詰まった彼の息。
あ〜〜くそ〜。なんかちょっとだけ可愛いとか思った悔しい…






「ここは使ってくれねえのか?」




ささやかなリップノイズを奏でて、軽く触れる程度に口唇を重ね合わせる。

ちゅーなんて許可した覚えねえぞ!!

積極的な女の子は嫌いじゃあないけど相手が相手だ。何の喜びもないし、むしろ一抹の喪失感がある。






自分がオナニーするときに快いところを思い出して頻りに擦ってやれば、小十郎さんも同じ男だ。何てことはなく彼自身がぽたりぽたりと涙を垂らす。




『政宗さんみたいなこと言わないでくださいよ… 口淫は別料金いただきますー』

「いくらだ?」

『小十郎さんの首。』




女のコのを舐めるのは求められりゃ普通にできるし、むしろ喜ばせたいから進んでやるくらいだけど… 他人のちんちん咥えたいと思ったことないし咥えたら俺のアイデンティティーが崩壊するの必至だし!

そりゃ自分と同じ構造だしポイントは一通り頭に入っちゃいるよいるけど! そんなんしたら俺は夜な夜な枕を濡らす。年単位で毎夜濡らす。









「上等だ… この小十郎が首、くれてやる。」




ちょ、えっ、



男にフェラされんのが最期とかどんだけ悲しい生き様なの?!
その場の雰囲気に流されすぎてんだろ!逆に空気読みすぎて墓欠掘っちゃいましたみたいになってんだろ!!




『(目がマジなんですけど。)』




ヤバいこの人完全にオーバーヒートしてる早く終わらせた方が良いのかもしれない。このまま燃え上りすぎて衣食住の世話する代わりに一発ヤらせろとかなったらどうしようムリ!

こうなったら、めざめるパワーだ俺ェ…!






彼自身を慰む俺の手のピッチを上げる。すぐに尖端から溢れだしてくるカウパーを塗りこむようにして扱きながら、持て余していた左手は亀頭をぐりぐりと指先で撫ぜる。

ふと視線を上げて小十郎さんの顔を盗み見ると、いつもより盛大に眉根を寄せている… が、潤んだ細い瞳も日照った頬も籠もった吐息も… 何っとも艶めかしいヨォ!





「は、ふあ…っうく、」




どっからどう聴いても男の声だけど、半端なく気持ちが掻き立てられる。
そこいらのセクシー女優よりずっと艶のある声色に、本日三度目の生唾が喉を通った。

しかも律儀に声も堪えちゃって… こんな顔してくれんなら男に奉仕するのも悪くないと思っちゃった俺は負け組だ!!! 変態ヤローだよおおお!!!!!!
(無論、ご奉仕はハンドオンリーになります。)




ヤバ、いま思いっきり握っちゃっ…








「ヒぐっ、う―――っあ゙ああ!!」






えっ‥‥‥







どどどどどうどうしどうようしよう

えっ何でこのタイミング。 普通痛くって萎えちゃうトコロだよね俺結構ガッツリ握ったよ?!
もももしかしなくても政宗さんに調教とかされているのでは… 大変えっちなお顔で感じてらっしゃいましたし…!

それとも吃驚してイッちゃいました的なヤツかな。 マスタベってたらお母さんに「ご飯よー」って呼び出されてイッちゃいましたみたいな…


‥‥後者ってことにしとこう。







『お疲れさまです、』

その後こじゅさんは早急に身体と顔を洗って風呂場を出ていった。




今更だけど俺は政宗さんに騙されたってワケなのか…?

確かに思い返せば色は毒々しくもなく薄らピンクがかってたし、ヘアーも細くて少なめだった気がするけど… って何しっかり観察してんの俺! バカァ!

兎にも角にもピンクのつるつるから程遠いことは確かだったので、後で政宗さんに何らかの報復をしたい。









ーーーーーー…





「政宗様!」

「なんだ小十郎、名前と何かあったのか?」

「やはり貴方様の差金でありましたか… 全く、お戯れが過ぎます。」

「その割にはcheerfulじゃねえか。何された?」(機嫌が良い)




「ハッ、聞いてくだされ政宗様!この小十郎、包茎が治りまして御座居ます!」

「‥‥そりゃどーいう事だ。
小十郎、テメェ名前に何しやがった…」

「私は何も…ま、政宗様!ご乱心召されるな!!」

「問答無用。その逸物へし折ってやらああぁあぁぁあ!!!」




.


<< >>

[戻る]