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ボラギナフクサヨウ
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『ぐ、っ…!』




やっべーよコレキタコレ

なかなかだよコレ





盛大に腹が痛いんだけども一体どーいうことなんだろう。
何か食べたっけ?いや、今の今まで寝てたし俺。

雷さまにヘソえぐられたんじゃないかと思うぐらい究極に痛い。あれ、何かくだしてる感あるな…
この時代の食いものが身体に合わなかったから今更にキたか?まさかまさか、小十郎さんの野菜とかマジでうまうまだったし。



ハッ!昨日のえっちに何か関係ある?

あ、あああ赤ちゃん…?!
妊娠したのでは?!!?!







『こじゅっ、こ、こじゅろさああああん!!!!』







パスンッと襖を開けたなら腹抱えながらへこへこと小走りに小十郎さんを捜す。

正直今すぐトイレに籠もりたいとこなんだけど、この時代に水洗もボットンもあるわけなく変なバケツ的なのに跨がんの!桶かアレは!

こんな余裕ないときに空気椅子で踏ん張るのなんて1分と保たないわクソが!




『くっそー…野郎同士のえっちは副作用つきかよっ…』



キューキュリルリリと腹から鳴り響くスリップ音に限界を悟り、すぐ傍にあった襖を開ける。

幸い人は居ない様子だし使わせてもらおう…もし誰かの部屋だとしてバレたら切られるかな。俺なら部屋で見知らぬ男がケツいじってたらただじゃ済まさないな!

うーんでも余裕ないしおkおk!だって俺一刻を争うし!







『――ッ…やっぱ切れてる。』



畳に座り両足を盛大に広げて自らのアナルに触れてみると、やっと下着をつけてなかったことに気付く。

切羽詰まってる俺には好都合ってもんで指でグイとアナルを押してみようものなら、途端に痛みの旋律が走った。

待てよコレって俗に言う切れ痔ってやつじゃねーのか。でも昨日政宗ボラ○ノールないって言ってたし、自然に治癒するのを待つしかないと…




いやいやてゆうかね、治るまで無駄に触れないじゃん。
てことはこの起きたときから感じてる下っ腹の怠さを解消できないじゃん!





『うあ‥っク、痛え…!』



プツンとかさぶたを割って爪の生え根までも満たずアナルに指を突っ込む。

それだけで容易に注ぎ込まれた精液が流れてくることはなくて、腹が痛いってことは幾許は体内に取り込まれちまったのかと泣きたくなります…!


















「畳汚すんじゃねえぞ。」




閉めそびれた襖の間からその姿を覗かせたのは、さっきまで捜してたその人。

確かに捜しちゃいたけど、いや今は要らないよバカじゃないの空気読めよ。
まず直ちにその襖を閉めて、直ちに見てしまったものを記憶から消し去り、直ちに立ち去るがいい。


すると俺の願いが天に通じたのか、すすすと襖が閉まっていく。





が、





「あわよくば部屋を変えてほしいもんだな。」




小十郎さんは俺の前に佇んでるっていう。

ここコイツの部屋かよー…
マジおれ悪運強すぎる!さすが悪魔に選ばれただけあるよ!

もう見下ろさないで!俺が悪いのは分かってるから!お前の顔ほんとカタギじゃないからヤメテ!!




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