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---on the other hand---
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-政宗Side-





「政宗様、名前が城下より戻りました。」

『不良だねえ、随分と遅えご帰宅だ。いま何処にいる?』

「召し物や肌が無数に切れたりと見るに余る格好でしたので、風呂に入れさせております。」

『Ahn? どういうこった。』





俺の統治してる国だ。
町民同士喧嘩はあろうが物騒な侍が蔓延るなんて事はまず有り得ねえ。

故に、名前が自ら何かしら事を起こしして怪我するか、または他国の奴等にやられたか…




嫌な予感がしやがる。







「本人はなんて言ってやがんだ。」

「木登りに明け暮れていた、と申してはおりましたが…恐らくは嘘かと。」

「Son of a gun...[何でこったよ]
小十郎、検討はついてんのか。」

「忍の仕業である可能性が高いでしょうな。名前が城門を通過するのを門番が見ていないらしく、城内に遺棄されたのではないかと思われます。」





たった一日で情報を掴み、あわよくば気絶してたであろう名前を抱えてこの城に忍び込み遺棄してったのだとしたら、相当な手馴れであると断定していい。

そんな芸当の出来る忍は俺の知る限りじゃそうは居ねえ。裕にこなせるとすれば…






「北条の風魔、上杉のかすが、武田の猿鳥ってところか…」

「失礼ですが政宗様、猿鳥ではなく猿飛かと。」

「テメェは本当に失礼な奴だな小十郎。わざとだって事ぐらい察しやがれ」

「もっ、申し訳ございませぬ…!」





チッ…ヒトの揚げ足を取りやがって。包茎が治ったからって調子づいてやがるな。







「少し様子をみてくる。小十郎、警備を怠るんじゃねえぞ」

「承知!」











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「Suck eggs...!」



風呂場に向かった俺がみたものは、行為の痕がありありと残った名前の身体だった。




手首には縛られた痕。
尻には叩かれたのだろう掌の痕がくっきりと残され、へこへこと小股に歩く姿がひどく痛々しい。

受けたのものが性的な暴行であったことを名前の全身が物語っていた。






「Targetは二人か…」




北条のかすが。
アイツはこんなやり方を心底嫌悪するだろうし、何より女だ。容疑者からは除外していい。

残るは武田の猿飛に、北条の風魔…
可能性としては猿飛の方が明らかに高い。寧ろ断定しちまってもいい位だ。




風魔は言葉を持たねえ。何かしら吐かせるにしても問えねえんじゃ意味がない。
あくまで俺のimageではあるが、アイツがわざわざ男を強姦することなんざするか?
答えはNoだぜ。






「ちぃとカマかけてみるかね…猿飛、佐助。」









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