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ひろちゃんは最近わたしといるとき、意味もなくにこにこすることが多い


そこでもわたしの馬鹿じゃない頭は、ひろちゃんがわたしのことを好きなんじゃないかっていう夢みたいな結論を出した

だってわたしもひろちゃんといるとにこにこが止まらない

好きな人のそばにいると嬉しくなるじゃないか



だから、わたしは学校帰り、ひろちゃんに聞いた


『ひろちゃん、わたしのこと好きでしょ』




ひろちゃんはわたしから逃げてしまった

全速力で

後ろを一度も振り返らなかった



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