※雰囲気R15っぽい
※いつになくgdgd
↑大丈夫な方のみどぞ!
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「赤也ぁーなんか食う?」
「あ、はい」
「何がいい?」
「じゃあ─」
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突然、馬鹿な恋人に押し倒された。意味がわからない。この体勢になってから数分が経過するも、一向に退く気配をみせない。
加えてまじまじと見詰められたら、俺だってもう黙ってなんからんねーだろぃ。
「……赤也、今なら怒んねぇから退いてくんない?」
「嫌ッス」
「なんでだよ」
「今から食べるから」
「は?何を」
「丸井先輩を、ッス」
あーなんだろ。幻聴聞こえたわ。俺を食う?なにそれ、俺たぶん不味いと思う。え、そういう問題じゃない?いや俺だって分かってるし。
朝から俺の部屋にいる赤也。そろそろ昼だからと思って、何を食べたいか聞いたのに、何故かこんな状況になっている。一体誰がこうなると予想できるのか。
「ねー先輩、ちょっとだけ…だめ、スか?」
「は、だめに決まって─っ」
「ちょっとだから、ね」
そう言われ、口を塞がれた。なにもかもが唐突すぎて、俺は抵抗することすら忘れてしまっていた。
「んっ…は、あ…っかや…」
「は…先輩…」
ちゅ、ちゅ、と音を立てながら額や耳など肌が見えるところ全てにキスの雨を降らしてくる。
「あ、かやっ…ちょ、くすぐった…っ」
「くすぐったいだけ?」
「っあたりまえ…っはは…」
段々じゃれあいになってきて、さっきまでの緊張した雰囲気はどこかに行ってしまった。気が緩んだ俺は、なんとなく、本当になんとなく、真上にいる赤也を見上げた。
見上げた先で、赤也の瞳にがっちりと捕らえられ、目が離せなくなってしまった。
(う、わ……こいつマジで…欲情、して…る…)
「…顔、真っ赤スよ」
「っ〜もういいだろぃ!」
「まぁだ。先輩のかわいー声が聞けたらやめてあげる」
「何言っ…て、ちょ、っ…」
最近は少し暖かくなったというのに、何故かひんやりとしてる赤也の指。生意気なことを言いながら、冷たいそれは服の中にまで侵入してきた。
「ひぁ…っん…!」
「……」
え…なに、今の声。
違う違う違う俺じゃない。
俺あんな声出せません。
すっごく嫌な予感がして、恐る恐る赤也を見ると。
「……先輩」
「ち、違うからっ!今のはっ…えと…」
「…感じちゃった?」
「っ〜な、…っ!」
悪戯な笑みを浮かべ、随分と楽しそうにしたその姿はもう、いつものバカで単純な赤也ではなかった。
動揺しまくってる俺なんてお構い無く、赤也の行為はまだまだ続く。腹筋をなぞるように、つー…っと滑っていく指。俺の意思とは無関係に、身体はビクッと揺れる。
「んっぁ…っ…や、め…っ」
「かーわい、もっと聞かせて」
「!…ば、っか…んんっ」
「あ、なんで抑えるんスか」
馬鹿、バカバカバカ也!この変態!エロガキ!マジで昼間っから盛ってんじゃねぇよ…っ!!
そう口に出そうとしても、全て赤也によって甘い声に変えられてしまう。それが嫌で、必死に押し返そうとしてるのにびくともせず、逆に赤也のシャツを強く握る始末。