「瀬名ちゃん、瀬名ちゃん」
「どうしたの?シルビア」
私が大好きな瀬名ちゃんの名前を呼べば、瀬名ちゃんは大好きなその声で私の名前を呼んでくれる。それがとても嬉しいと思うようになったのは、つい最近の事だった。
「今日、放課後空いてるかな?」
「少しなら空いてるよ。」
「じゃ、遊ぼう!」
転校してきて不安いっぱいな私に瀬名ちゃんは優しく話しかけてくれた。学校の事もたくさん教えてくれた。瀬名ちゃんのおかげで天祢ちゃんたちと仲良くなれたし、久しぶりに学校がとても楽しいと感じるようになれた。
***
「プリクラとらない?」
「いいよ!」
ゲームセンターに来た私たちは、ユーホーキャッチャーでぬいぐるみをとったり、車のレースのゲームの対戦をした。
その中で見つけたプリクラ機に、私は瀬名ちゃんの手をひいて中に入る。
「これでいいかな?」
「うん」
明るさや背景を決めて、シャッターが切られる。
いろんなポーズをして、変顔もしたりして、あっという間に撮影は終わった。
「やだ、思ったよりひどい顔…」
「そんな事ないよ、すっごくおもしろい!」
「シルビアもねっ」
撮ったプリクラに装飾をしながら、あるプリクラを探す。
二人で、手でハートを作ってポーズしたプリクラ。…それを見つけるなり、私はペンモードを選択して、こう書いた。
"大好きっ"
(瀬名ちゃん、大好き)
それを書き終わってからすぐまた別のプリクラに切り替えて、私は何事もなかったように笑っていた。
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久しぶりに書くとぐだぐだです…
シルビアはもしかしたらヤンデレかもしれません。悠太と付き合っていて、キスとか恋人らしい事を瀬名とできる悠太に嫉妬して、「悠太くんなんか…」って思ったりして。
身近に同性愛者がいないので、当人の気持ちは分かりませんけど、私なりに同性愛の小説は描いていこうとおもいます。
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