Tales of Zestiria | ナノ


 憎い世界にさようなら。




※管理人はまだ最後までプレイしていない時の小説です。
口調など矛盾があると思いますがご了承下さい。








世界が平和になって、
そしたら、私はどこに行くの…?









ねぇ、私、物凄く嫌なこと言うね。
私、世界なんてどうでもいいの。
貴方といれるならこの世界がなくなろうが、関係ないの。
でも、世界が消えたら貴方達も消えるからそんな事言えないけれど…。
だから今、この世界がとても、


…憎い。


「あぁ…!」
「向日葵!身体が…!?」
「もしかして、元の世界に戻る感じなのか?」
「多分、そうだ、ね。」
「そうか、……良かったな!向日葵!これから寂しくなるけど、夢が叶ったんだもんな!」


違う、私の夢、今は違うの…!
貴方と一緒にいたいの!


「……。」


ねぇ、どうして何も言ってくれないの?
寂しいよ。


「これから、…寂しくなるな。向こうでも元気でな。」


違う、そんな言葉がききたいんじゃない…!
わたし…!


「                               」
「!!」


彼の驚いた顔を見て余計に悲しくて、思わず涙が出た。


次に見えた景色は少し前まで、あんなに渇望していた景色。
だけど、今は憎くて、悲しくて。
色んな感情が混ざっては床を濡らす。
遂にはその場で泣き崩れてしまった。
何時間も、何日も…。



あれから1年経ち、私も高校2年になった。
3年に持ち上がる為進路決定などで忙しくなった日々。
心はまだ癒えない。
だが、前よりはマシになった方だった。
そんな時、友達から聞いた事に言葉を失った。

(もうすぐで、あれの発売日だよね。あれのミクリオってキャラがカッコよくって!!調度向日葵が好きそうなキャラなんだよ!)


貴方と同じ名前。
嘘だ。
どこかで違うと思っていても胸騒ぎがして。
思わず発売日を聞いた。


発売日当日に買った表紙を見て愕然とした。
なぜ、貴方が。
家に帰ってすぐにプレイして、
貴方と同じ声、同じ言葉に涙する。
折角心が癒えてきそうだったのに。

でも、そこには私は存在しない。
存在を完全否定されているようで…、
貴方との旅は夢だったのだと言われているようで、コントローラーをテレビに向けて投げれば美しい貴方の顔にヒビが入る。
ああ、こんなに苦しい想いをどうすればいいの。

私はまた泣き叫んだ。







うぅ。悲恋になってしまいました。
主人公の苦悩が前面に出てしまった作品です。
私自身最後がどうなるのか分からないのでなんとも言えませんが、
平和になった前提で書いたものです。



主人公が消える直前に言った言葉。
なんだったんでしょうね。
皆さんは何を当てはめたのでしょうか。
取り敢えず2種類は当てはまるなぁと思いつつ書いていました。
良ければメールで、こんな言葉を当てはめたよーと言ってくださると管理人は泣いて喜びます。

実はこの話、続きを思い付いてはいますが、これはこれで、一つの作品にしたいと思っています。
声が多ければ、書き綴りたいと思います。
(まぁ、そんなに需要はなさそうだが。)

管理人・エア





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