Tales of Zestiria | ナノ


 切ない。



※管理人がまだ最後までプレイしてない時の小説です。
口調、矛盾などあると思いますがご了承下さい。






僕は知っている。
彼女が皆寝静まる頃になると必ず外へ出ることを。



ー僕は知っている。
彼女がそのまま人気のいない所へ行く事を。



ーー僕は知っている。
彼女がそこで、必ず歌を歌う事を…。







最初はなぜ一人で外に出るのか不思議で堪らなかった。
夜間だし、人気のいない所なんて女性1人が好んで行くところじゃない。
だから護身を、と後をつけてみれば彼女は歌を歌う。
何を思って、
誰を思って、
どんな顔をして、
歌っているのか。
僕には分からない。
でも、曲は決まって切ない歌。
…泣いているのか?
そう思う日が続いた。


だけど、今日は違った。
切ない歌だけど、これはいつもと違う歌。
誰かを想って歌っている歌。
誰を想っているのか。


自然と胸が締め付けられた。
それは他の奴の為に歌っている歌だと思ったから。
とても悲しくて、苦しいーーー




その時僕は初めて彼女に恋をしていると知ったんだ。











ミクリオ、切ない、で書かせていただきました。
恋をしているか。
そこに気付かない人もいるんですよね。
ミクリオ視点での小説でしたが、まさに恋に気付いてないミクリオなんですね。
名前変換…思ったらありませんでしたが…。



なんでミクリオが歌を聴いたときに他の人の為の歌だと思ったのか
皆さんのご想像にお任せします。



管理人・エア




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