小説 | ナノ





こちらから、思いつくままに10本。書いた順。
※ひとつも字数守れてない
※半分くらいマサトマ



貴方はマサトマで『ふたりぼっち』をお題にして140文字SSを書いてください。
通り過ぎた過去の軌跡が、奇跡と呼べるような何かを遺した時。人はその過程を運命だと言い張る。出逢いと別れとその合間のあれこれ、一体何を以って運命とそうでないものを選り分ける?僕と君の出逢いを運命と、言い張る証拠、言い切れない弱さ、挟み撃ちにされてもうそろそろ息が足りなくなりそうだ。



貴方はヤマ空で『不器用な世界』をお題にして140文字SSを書いてください。
ヤマトの額に小さなにきびが出来た時、私達はいよいよ大人になるんだって思ったの。ヤマトは気恥ずかしそうにしていたけど、目立つ所じゃないし気にすること無いわって、言いながら本当は私が一番気にしてた。悟ったのかしら、彼はただ曖昧に笑って、やっぱり心の何処かで大人になるのを怖がる私の頭を優しく撫でた。



貴方は拓二で『君とならできる』をお題にして140文字SSを書いてください。
きみと一緒だったから、闘おうと思えたんだ、あの日のぼくは。例えどれ程の日を跨ごうとも、あの日勝ち取れなかった勝利と敗北の味を諦めるなんて出来ない。あの日と違うのは可能性の欠片達がうんとこの手に増えたことくらいだ。だからまた、きみさえ良しとしてくれるなら、共に闘おう。
(((頼むからもう、巻き込まないで、くれよ!)))
バーガーネタでした。



貴方はタケ+ヒカで『ご機嫌取りも楽しみのひとつ 』をお題にして140文字SSを書いてください。
彼女が、女の子らしい可愛いもの、女の子らしい甘ったるいもの、女の子らしいキラキラするものを、女の子らしくそれなりに好んでいることは知ってる。それなり、の線引きはいつも曖昧で、僕は僕の思う女の子らしいを押し付けないよういつも気を遣っている。それに腹を立てるなんて、その様が何よりも我儘で女の子らしくて可愛いね、なんて、絶対に言ってはいけない。



貴方は李ルキで『恋、拾いました』をお題にして140文字SSを書いてください。
ツンと尖らせた唇と、焦りに狼狽える大きな瞳に食指が伸びて、うっかり口にしてしまった「可愛いなあ」案の定返ってきたのは「馬鹿にしないで!」全身を以って威嚇されている。でももう間に合わない気がするよ、これでも僕は結構自分本位に生きてるから。まずはきみが安心して生きられる場所を勝手に構えさせて貰うね。



貴方はマサトマで『愛に近い執着』をお題にして140文字SSを書いてください。
だってお前、自分で自分のこと天才だの言うわりにバカじゃん。お前のそれは勝ちたいとかじゃなくて、勝つ自分で居なきゃいけない、だから根本的に俺とは違うんだよ。俺からしてみればお前はどんなに頭良くてもバカなんだって。しょうがないから、お前のことバカってはっきり言える奴が居てお前はしあわせだなって、代わりに俺が思っといてやるよ。



貴方はマサトマで『カーテンコール』をお題にして140文字SSを書いてください。
まるで茶番だと捨て吐いた唇の色がいつまで経っても忘れられない。起承転結のセオリーに突如放り込まれた事故は、あらゆる甘い結末を阻害して無理やりに幕を閉じようとした。ならば再開の可能性ももちろん手動によるものでないと。最初の一言はもう決めている。歓迎の拍手は、手のひらは、きみのものさえあれば、それで充分。



貴方は太ヤマ空で『ねぇ、ダーリン』をお題にして140文字SSを書いてください。
私の全てをあなたにあげたいと思ったの。それがあなたにとって迷惑なら、拒んでくれて構わない。だけどあなたはあいつと違って優しいし聡い人だから、三竦みの未来を想像して、一人で泣きそうになっていたのね。私はその涙を掬う器になりたかった。涙を吸い上げる太陽が、あまりに近くにあったものだから。



貴方はマサトマで『大切だったはずなのに』をお題にして140文字SSを書いてください。
思い出は美化されるためにあるようなものだ。その証拠に僕は、もう既にきみと居た記憶を無条件で肯定する姿勢しか取れないし、例えそれを愛する家族に非難されたとしてもただ黙って項垂れ沈黙を貫くしか出来ないだろう。否定さえすれば、きみを含めた全て守ることが出来たかも知れない。でも、こころを占めるきみとのあれこれは、何度思い返しても甘く美しくてやっぱり手放せない。



貴方は光ミミで『たった二人の世界』をお題にして140文字SSを書いてください。
約14時間、あたしと皆の生きる世界にはズレがある。みんなが生きた14時間を追うようにあたしの朝昼晩は始まり、規則正しいリズムで毎日を消化していく。こっちでの生活に不満はほとんど無いのだけれど、夜中のひとりぼっちの時、たまにそのズレを気にして眠れなくなる。あたしは何処に居るんだろう、なんて、柄にも無いこと考えて。だからつい電話しちゃうの、あなたの世界にちゃんと同じ時を歩くあたしが、存在することを願って。「もしもし、光子郎くん」

















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