臨也の家に着くと、目の前で、臨也が女豹のポーズをとっていた。

「ちがう!!大事な書類が本棚の後ろに入っちゃったから、かがんで取ってるだけだから!!第一、女豹のポーズってなに!?」

「いや、そのまんま、手前がやってる格好だ。こうグラビアなんかでよくあるだろ。四つんばいになって、腰を上に突き出して……」

そう俺が細かく女豹のポーズについて説明してやってるのに、臨也は落し物をとるのに夢中だ。しかも、やっぱり女豹のポーズで。

「あと、もうちょっとなのに取れななな!?」

俺は臨也の腰に手を回して、ベルトをはずしにかかる。

「え!?なに?ちょっ!やめて、しずちゃん!!なに脱がせようとして!!やめろってば!!」

臨也に跳ね除けられた左手をそのままインナーの中に入れて、臨也の肌に手を這わす。

「ひゃ!まってっ……って!!ん!!」

抗議する唇もキスで塞ぐ。

「……したくなった。ヤらせろ」

「はぁ!?何様!!?ふ、ざ、け、ん、な、っ!」

臨也が俺を蹴ろうとするが、その足を掴んで広げ、両足の間に体をねじこむ。
嫌がる体を押さえつけて

「じゃあ、……ヤらせて?」

と耳元で囁いた。
真っ赤になって睨んでくる。

先に誘ったのは手前だろう。


発情しないで!


年中無休で君に発情する。








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