マスター候補 No,■■ ■チーム配属
禧緒・メリアス・カールレオンについて


人物

性格はおとなしく従順。基本的に物事に波風を立てるのを嫌う。競争や対立も苦手で一人で黙々とこなすタイプ。
しかし他人に興味がないわけではなく、懐に入れた友人・守るべき存在と認識すればそれを大切に扱う。
カールレオンの血筋で次の当主代理として選定されたため、周囲からの期待と嫉妬に押し潰されそうになりながら成長した過程で若干の人間不信。成長するにつれ自分と他者との差に気付き始め未熟な魔術師や敵対者は切り捨てるという冷酷さを身に着ける。
一方で自分を遥かに上回る人間の格上である英霊や、ロマニやダ・ヴィンチちゃん。ぐだおやマシュのような才能ある者、純粋な人物には礼節を重んじ深く尊敬や親愛を示す。

略歴

研究や論文など時計塔での実績はほぼなく、家名の後ろ盾のみ。突出した魔力保有量以外に特筆すべき才能はないが、既存魔術に置いては高い威力を見せる。
カールレオンの分家筋(メリアス家)の出生だが黒髪青目と魔術刻印の適正があるため次期当主代理として名が上がり、正式な交代の前の箔付けのためにカルデアへ送られる。
マスター候補としての訓練時代は、年齢が近く同性で名門の魔術師といった似た境遇であるオルガマリーとは上司と部下の関係だけではなく友人としての個人的な交友があった。

属性

霊器属性は中立・中庸。自己主張をあまりせず長いものには巻かれる。
強者の意見に恭順し、善行も悪行も場合によっては行う。
メリアス家の魔術属性である「水」を基本とし、カールレオンの「武器に宿る魔術の行使」という魔術刻印を持つ。
かつてセイレーンが造ったといわれる魔術礼装「北海の歌姫」という杖を持ち、礼装を使用しての水に関する魔術ならば現代の魔術師の頂点に届く程である。
普段はおとなしい性格ではあるが、頭に血が上るとカールレオンの血の記憶により属性は「炎」に転じ、身体ステータスが向上する。英霊のEクラスに相当。人間を壊す程度は余裕である。

北海の歌姫

 北の港の 小さな酒場
 綺麗な娘が 訪れた
 透き通る肌 透き通る声
 酒場の男は 皆惚れた
 杖を片手に 身軽な姿
 店主に一言 ここで歌うわ

 娘に会おうと 男は集まり
 ほどなく店は 賑わった
 娘は歌った 美しい海
 男は聴いた 美女の声
 娘に恋した 男らだったが
 返して一言 あなたじゃないわ

 ひと月ほど経ち 娘の酒場に
 旅する少年 やってきた
 無垢な瞳に 端正な顔
 何より笑顔が 魅力的
 娘は悟った この人しかない
 彼に一言 あなたに決めた

 明くる日娘は 少年と消え
 部屋に残った 杖・手紙
 杖はお礼で 行き先は海
 どうやら娘は 海の精
 優しい男ら 笑顔で言った
 それならそうと 言えばいいのに

カールレオン家

黒髪青目の男から始まった血筋。
始祖に「武器」のカイム・カールレオンと「炎」の赤き竜、アンヘルの血脈。
魔術刻印は「武器に宿る魔法の使用」
礼装である武器の所有権や知識は始祖にして現当主であるカイム、アンヘル両名にあるものなので正しくは魔術刻印の継承ではなく魔術礼装の一時的な貸与に当る。
本来の魔術刻印は「武器に宿る魔法の使用」であるが、代理当主の魔術刻印は「武器に宿る魔術の行使」というランクダウンの状態。
カールレオンの魔術刻印の貸与は代理当主への一子相伝に近い形ではあるものの、魔術師としての教育は分け隔てなく与えられ、魔術師の家系以外の人間と婚姻後も魔術を扱う等により「神秘の秘匿」に反し魔術協会のみならず魔術師界隈からは異端視、嫌悪の対象とされた。
しかし個体差はあるもののカールレオンの子供たちは才能、魔力回路共に優秀なものが多く、研究者、技師、魔術師として名を残すものもいる。
カールレオンの子供は魔術要素を持たずとも、母胎としても優秀でありそれを目的とした拉致売買される問題もあったが、かつてからもこれからも、カールレオンの始祖を敵に回して生き残った者はおらず、魔術師界にカールレオンの名の恐ろしさを響かせた。
禧緒もまた高い魔力保有量、「竜種」混じりの強靭にして強力無比の魔力回路を持つため封印指定とされたが「カールレオン次期当主代理」という肩書と「カールレオンの子供」という事実から協会などが手を出すことはまずない。

カールレオンの始祖

カイム

カールレオン永久当主。魔法を使うが本人は戦士であると同時に「契約者」である。
本来はただの人間であったが、アンヘルと契約した後に「魔術師」としてのカールレオンを興す。
とはいえカイム自身の魔術の要素は高いとは言えず、アンヘルが産んだ子供以降の血統から魔術回路を構築していく。カイム自身に発生した魔術もアンヘルに寄る処が大きい。
属性は「炎」と「吸収」。起源は「武器」。あらゆる武器を使用できる。
たとえそれが鉄塊だろうと「武器」と認識すれば補助魔術が働き問題なく「武器」として使用できる。
そして武器(礼装)に「吸収」した血を注ぐことで武器(礼装)やそれに宿る魔法の強化を行う。
魔術刻印は「武器に宿る魔法の使用」であり、ある意味で英霊エミヤの上位互換。
英霊が持つ宝具さえ武器と認識すれば劣化なしで使用できる。
だがエミヤのように劣化していても一から構築できるわけではないので現物がその場になければ無意味。
極端に言えば他人の宝具を(劣化なしで)勝手に使用できるが、宝具そのものの精製はできない。
その魔術刻印は魔法の域であるが協会においては魔法に指定されていない。


アンヘル

赤き竜。天使の名を呼んではならない。
純粋な竜種のうえに「伝説を打ち破る」「世界を救う」「神の国に到達する」偉業をなしえ「神竜族」として完成した存在でありこの世の何物にも脅かされることはない。
カイムと契約して馬鹿者になった。(本人談)

契約者

契約とは、人間と人間以上の力を持つ存在と互いの心臓を交換することで成立する。契約が成立すれば運命共同体となり、片方が傷ついたり死んだりすれば契約相手も傷つき命を落とすこととなる。
契約した人間は自分にとって最も大切な身体機能を一つ失い、その場所に契約紋章が浮かぶ。そして契約相手の力を手に入れ、通常よりも遥かに強靭な肉体や、武器に秘められた魔法の発動などといった超常の力を手に入れることができる。
契約の対価にカイムは「声」を失ったため基本的にはアンヘルが代弁する。
「契約者」となり魔法と超人的な肉体を手に入れたカイムは、現在でも「魔術師」としてより「戦士」としての側面が強い。
かつてカールレオンの娘達を胎盤目的に攫う、カールレオンの子供を実験材料に売買するなどの事件が起きた際には真っ先に剣を振るい、敵を殲滅し返り血を浴びて当主としての威厳を示した。
相手が個人だろうと団体だろうと強力な魔術師だろうと魔術界の権威者だろうと敵はすべからく皆殺し、喜々として殺戮する様は異様であり恐怖であり化物のそれであり、以降カールレオンの血筋を狙った事件は終息する。

アコール

カールレオンに属する「自動人形」。
詳細不明。

本当に、本当にありがとうございました


本作品の設定にDRAG-ON DRAGOONシリーズの設定、キャラクターを引用、借用させていただいております。
同時に考察、妄想、自己解釈をふんだんに盛り込んでおりますので悪しからず。
原作者様及びその関係者様とは一切関係がありません。著作権は権利者さまに帰属します。