て・そ・ら

[story]

 

 夕方の校舎はオレンジ色

 君が打つのは黄色いボール

 それが吸い込まれる空の青と

 あたしが描く紅葉の赤

 
 両手いっぱいの青を見て 君が言った


「・・・あの空と同じ色だ」



 17歳になったばかり 高校2年のあたし佐伯七海

 隣の席で眠りこける、彼が少しばかり気になるところ


 あたしたちはどんな時でも、皆同じ空の下

 色々・繋がる――――――――――――――



 2014年11月28日〜12月26日 明紫



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