期末の時間 2時間目



期末テスト当日



「理事長殿がA組の担当になったから、テスト内容ちょっと期待していたんだけどな」



科目は英語、社会と終わり、今は理科だ。
僕は手に持っていた杖を相手、問スターへ向けて構えると、そこから光線を放つ。



「チョロい、面白くないな」



その光線は問スターを一撃で仕留めた。つまり、正解ってことだ。
この調子なら今回も500点満点かな。英語、社会もこんな調子で解き終わったんだし。

中学校では最難関って聞いてたから少し期待していたけど、1学期の期末を含めても大したことないな。



「……残念だよ、理事長殿」



次に現れた問スターも一撃で撃破。
地響きを立てながら倒れる問スターを見ていると、隣に気配を感じた。横目で見れば、見覚えがありすぎる人物がそこにいた。


「さすがだな、名前」


そこにいたのは、今さっき期待外れだと評価した理事長殿の息子、学秀だ。


「それ、君にもそっくりそのまま返すよ」


そう伝えた後、僕は彼に背を向けた。
理科は終了。残るは国語と数学だ。



***



テスト科目:国語



「……これは少し手応えあったな」



日本刀を一振りしたあと、服に着いた砂埃を払う。もう、少し迷惑にならない倒れ方とかできないの?
できるわけないかー。だって死んでるんだもんね?

けど、これまでの科目より楽しめたよ、ありがとう。


「少し問題文が嫌らしいように感じたな……。それとも、日本人・・・にとっては普通なのかな?」


ま、過ぎたことだし、もういいか。
次の科目へ頭を切り替えないと。


「次で最後、か」


最後は数学だね。
さて、次はどんな問題が出て来るのかな?



***



テスト科目:数学



「全体的に問題の量が多いな。それに……これはもう下手したら大学で出て来るような問題だ」


僕は初めにざっくりと問題の量を見るようにしている。暗殺でいう偵察みたいな感じだよ。
それを見て思ったことが、数学は他の科目と比べて問題数が多い、だ。明らかに数学だけ問題の量が多いのだ。


「ま、内容は簡単だけれどね」


目の前で燃え上がる問スターを眺めながら、僕は持っていた銃を肩にかける。すると、僕の立っている位置が影かかり始めた。

それが何なのか見るため、顔を上げる。


「……へぇ」


僕の視界に入ったもの。それは上空に空間が歪んだような穴だった。
これは、何か大きな問題が出て来るってことかい?


「……なるほど、これが最終問題か」


歪んだ空間から現れたのは、巨大な問スター。
見ただけで分かる。これまでの問題よりも一番面白い問題だ!



「殺しがいがある……!」



思わずにやけてしまった。
少し冷静さを取り戻すと、後ろに気配があることに気づく。

振り返れば、そこには見覚えがありすぎる顔が2つあった。



「……名前か」

「流石名前だ。ここまで来ると思ってたよ」


どうやら僕が振り返る前からこちらを見ていたようで、目が合うと声をかけてきた。


「どうやらこのラストバトルの参加者は、僕たち3人だけのようだ」

「誰があの問スターを倒せるか・・・・ト科目:数学



「全体的に問題の量が多いな。それに……これはもう下手したら大学で出て来るような問題だ」


僕は初めにざっくりと問題の量を見るようにしている。暗殺でいう偵察みたいな感じだよ。
それを見て思ったことが、数学は他の科目と比べて問題数が多い、だ。明らかに数学だけ問題の量が多いのだ。


「ま、内容は簡単だけれどね」


目の前で燃え上がる問スターを眺めながら、僕は持っていた銃を肩にかける。すると、僕の立っている位置が影かかり始めた。

それが何なのか見るため、顔を上げる。


「……へぇ」


僕の視界に入ったもの。それは上空に空間が歪んだような穴だった。
これは、何か大きな問題が出て来るってことかい?


「……なるほど、これが最終問題か」


歪んだ空間から現れたのは、巨大な問スター。
見ただけで分かる。これまでの問題よりも一番面白い問題だ!



「殺しがいがある……!」



思わずにやけてしまった。
少し冷静さを取り戻すと、後ろに気配があることに気づく。

振り返れば、そこには見覚えがありすぎる顔が2つあった。



「……名前か」

「流石名前だ。ここまで来ると思ってたよ」


どうやら僕が振り返る前からこちらを見ていたようで、目が合うと声をかけてきた。


「どうやらこのラストバトルの参加者は、僕たち3人だけのようだ」

「誰があの問スターを倒せるか勝負しようよ」

「大口を叩く余裕があるとはな。また1学期のような結果にならないといいが」

「それについてはもういいでしょ。ほら、向こうも俺たちに気づいたよ」


2人の会話を黙って聞き流していると、カルマが問スターへと意識を向けさせる。ま、僕は彼らの会話を聞いていただけで、目線はずっと問スターの方だったから、言われなくても分かってたけど。


「勝負には乗らない。なぜなら、僕が100点を取るのは確実だからね」


二人を置いて僕は先に飛び出た。
自信しかないね……今回も僕は100点を取って、500点満点を取る。
それは僕にとって当たり前だから……できて当然なんだから。





2024/05/01


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