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天国へ行く方法

【天国に行く方法】


「必要なのは信頼できる友である。
彼は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない。
権力欲や名誉欲、金欲、色欲の無い人間で
彼は人の法よりも神の法を尊ぶ人間でなくてはならない。」

「らせん階段、カブト虫、廃墟の街、イチジクのタルト、カブト虫、ドロローサへの道、カブト虫、特異点
ジョット、天使、紫陽花、カブト虫、特異点、秘密の皇帝」

「信頼できる友が発する14の言葉に知性を示して、友はわたしを信頼し、わたしは友になる」



6部とオーバーヘヴンの内容から、これらについて考察中でした。
他の方の考察の、カブト虫=ビートルズの人数だとか、キリスト教に関する内容になる程、と思っていました。
でも疑問が残る単語もあって、特に私は『秘密の皇帝』に引っかかっていました。
それ以外はしっくりくる考察がたくさんあったので省略します。



▼『秘密の皇帝』について
ジョジョにおいて皇帝といえばエンペラーで、ホル・ホースかな?となります。
でも、14の言葉に入れるくらいホル・ホースに愛着があるDIO様はちょっと違うような…。
確かにホル・ホースの事をかなり気に入っているようではありましたが。

他の方も考察されていますが、皇帝=イエスの父?という説などが多いようです。
私は皇帝に関して調べているうちに、皇帝=ローマ皇帝かも?と思ったりもしました。
キリスト教を最初に国教にしたのはローマ皇帝であったようなので。
発展と拡大に重大な影響を与えたのはコンスタンティヌス1世だと。
そのキリスト教関連のエピソードから、皇帝という単語が14の言葉に入って居たのかな?とか色々と考えていました。

そんな時に、星占いの12星座と関連してるタロットカード(ゾディアックカード)を調べ直すきっかけがありました。
ゾディアックカードについて詳しいことは別ページに載せておきます。
承太郎さんの水瓶座が星のカードとリンクしてた事は既知だったのですが、他の星座は何とリンクしてるのかなと調べ直していると…

牡羊座は皇帝
牡牛座は教皇
双子座は恋人
蟹座 は戦車
獅子座は力
乙女座は隠者
天秤座は正義
蠍座は 死神
山羊座は悪魔 
水瓶座は星
魚座 は月

…あれ、皇帝だ。と思いました。牡羊座が皇帝のカードとリンクしている。
牡羊座に当てはまるのは誕生日が3月21日から4月19日の人。
誰か居たかなと思ったら

ジョナサン4月4日。
ジョルノ4月16日。

え…『秘密』の『皇帝』ってそういう事…?
と、宇宙猫状態になりました。

勿論私個人の解釈なので荒木先生の考えとは違うと思います。
他にも牡羊座のキャラはいると思いますし。
多分偶然なんですが、だとしてもこういう一致ってちょっと興奮しますよね。
皇帝の意味を『ジョナサンorジョルノ』って定義すると、14の言葉の最後に『秘密の皇帝』が来る事に、おお、ってなりました。




▼『信頼できる友』について
DIOは『信頼できる友』を自分の対極ともいえる人間と定義してます。
6部だとプッチが当て嵌まるのは当然なのですが、これってほぼジョナサンでは…と思う事がたくさんあったのでまとめました。

まず、荒木先生が原作一巻目でディオとジョナサンについて「対照的なふたりの主人公」と言っているんですよね。
つまりディオとジョナサンは対極の存在。真逆の人間という事。
他にも『信頼できる友』の条件にジョナサンが当てはまるなあと思う事が多かったので挙げていきます。



1.『欲望をコントロールできる人間』
『権力欲や名誉欲、金欲、色欲の無い人間』

ジョースター家の権力、名誉、金に、ジョナサンは興味が無さそうでしたよね。
ジョナサンが興味を持ってたのは考古学ですし、ディオはそれに関して金にならないだろうと言ってます。
色欲に関しては、ジョナサンにはエリナがいましたけど、キスもまだなくらいピュアな関係でしたね。
ディオから見れば、ジョナサンは殆どの『欲望をコントロール』出来てたんだろうな、と思います。
ディオは野心家ですし、権力も名誉も金も女も全部欲しかった筈です。
そんなディオからすれば、ジョナサンは聖人君子のように見えていたのかも。
プッチは聖職者なので当て嵌まりますが、ジョナサンもかなり当て嵌まりますよね。


2.『人の法より神の法を尊ぶ』

プッチ神父が居たので、この人物=聖職者、みたいな印象受けます。
でも、神の信者も教会に関連する聖職者達も、皆一応『人の法』、つまり法律を守って生きてますよね。

『人の法』を犯してるのは、ジョジョにおいては誰の事をさしているのか。
それは、各部のラスボスなど。
そして、そのラスボス達を法律ではなく自らの手で裁いてるジョースター家、なんですよね。

ラスボス達は自分だけの為に法を簡単に犯しますが、ジョースター家は『信念』や周りの皆の為に法を犯している。
つまり、『人の法律』よりも別のものを尊んでいる。

『神の法』の『神』を、『自分が信じているもの』と解釈すると、『信念』と捉える事も出来ます。

大切にしている教えや生き方。
信念の為には人の法を破る。法律を無視する。
つまり、それをよくやっていたのは、人の法で裁けないものを裁いてたのは、ディオやDIOではなく、むしろジョースター家の方です。

「おめーのスタンドは被害者自身にも法律にも見えねえしわからねえ、だからおれが裁く!」

というのは承太郎さんの有名な台詞。
つまり、『人の法より神の法を尊ぶ』者は、ジョースター家のような人間の事を指していると捉える事も出来ます。

100年前、元人間であるゾンビや吸血鬼であるディオを、世界を救う為かつ自らの正義感や倫理観による選択によって浄化(殺害)していたのはジョナサンです。
DIOはジョナサンの事を、ディオを屋敷で焼き殺した事を含めて「己の殺人を割り切れる男」だと認識してます。
ジョナサンが人の法より大事なモノの為に戦って自分を殺したとディオは認識していたと思います。




3.『友はわたしを信頼し、わたしは友になる』

も う な っ と る や ろ が い。

『まだ見ぬ友』どころかその友殺して肉体既に乗っ取り済みですよね???っていう。
『信頼できる友』条件にジョナサンが当て嵌まってる事に本気で気付いてなかったんでしょうか?
プッチもDIOのいう条件に当てはまっている事は確かなんですけど、これらはプッチが現れる前に考えていた条件だと思うので、思いっきりジョナサンに影響されているなと思いました。






以上、牡羊座がタロットカードの皇帝と対応していた事に気が付いて興奮した末のまとめでした。

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