401〜450

イヤフォンで耳を塞いで
言語不疎通
通り過ぎる見知らぬ街
一人旅に出かけて
ひとりのカーニバル
落ちこぼれは落ち込んで
ブラシクリーナーの石油の匂い
顔面クールビズしろよ
独りよがりな日
団体行動にあわない人
明かりが灯る
窓からの柔らかな光
私は布団とお友達
忘れた昔
一人分の足音
僕が世界を駆ける理由
重たい荷物
いつも同じ電車の人
掠れた看板の字
私の他の笑い声
祭りの後の夜道
夢は覚めてしまった!
握った柔らかい手
二人乗り自転車
長旅の日
新幹線でぶっ飛ばして
今、会いに行くとでも思ったのかボケ
うとうと、すやすや
イケメン外人さんが通り過ぎる
平たい顔族
屋上のお弁当
暑がり屋の君
忘れられない忘れ物
青いロングスカート
部屋の片隅体操座り
私が作る私の周り
チョコミントの爽やかカラー
幻想哀愁
坂道の上に
鈍行電車のゆっくり旅
あぜ道の蜻蛉
声が聞こえなくなって
それからの日々
握りしめて潰れた
湖畔に沈む
耳を塞いだ
ちっくたっく
小さなこと
伝える手段
傾く一日
- ナノ -