Twitterの140字のお題とか
思えば、彼女とはとても長い付き合いだった。私がまだ天使だった、あの旅を始めたばかりの頃から。ずっとそばにいてくれて、私を励ましてくれて。彼女は、サンディは私の大切な親友だ。その恩を私は返したい。人間となった私にそれができる残された時間は、あと、


しとしとと雨が降ってる。宿を出た時はそんな気配なんて全くなかったのに、何の準備もせずに1人で買い物に出かけたのは失敗だったなぁ。2人で1人扱いされるのはあんなに嫌だったのにいざそばにミカがいないとこんなに寂しいなんて思ったこともなかった。


…私たちは翼が片方ずつしかない。空を飛ぶのだって手を繋いでようやく飛べるようになって、私もエルも1人だけだと出来ることは他の天使よりも少ない。そんなのは嫌という程わかってる。自分たちのことだから。でも、だからと言って私とエルを合わせて1人扱いして良い理由にはならない。


ルナは幼い頃自ら孤立した俺にとって種族だとか性別だとかそんなものは関係ない、何にも代え難い大切な友人だ。ルナにとっての俺もきっとそうなんだとは思う…けどルナからするとどうしても俺は「守らなくてはならない対象」らしい。それがルナの唯一嫌いなところ。俺は対等でいたいのに。


「リン、あんたは世界を見て来。」つまり、色んな城や街や村を旅して、その土地特有の歌や舞を見て学び、それを身につけて己の芸を磨けと。それだけやない、この広い世界にはまだまだ見たことのないもんが仰山ある。歌や踊り以外にも色んなもんを学べ。多分オカンはウチにそう言いたかったんやと思う。

リンの旅に出ることになったきっかけ。


俺が人生で一番最初に好きになったのは綺麗な装飾で彩られた額縁の中で微笑む叔母だった。特別美人なわけでもなかったが、俺や親父と同じ色の瞳をしたその人に俺は堪らなく惹かれた。ルナを初めて見たとき、初恋の人にそっくりで惹かれたが俺の恋はいつも始まる前に終わっている。


師匠が死んで、私が世界を救って、天使界が消滅して、みんな星になって、サンディ達とも会えなくなってから一体どれくらい経ったんだろう。ほんの数ヶ月で私は大切なものをたくさん失ってしまった。またみんなに会いたい。でも私には支えてくれる仲間がいるのに、そんな叶わない我儘なんて、言えない。


サンホラの歌姫ネタなので注意です！
パスワードは隔離部屋のものと同じ。


いつかきっと、ミカは俺から離れて行くのだと思う。決して容姿自体は目立つような造形では無いが恐らく天使特有のものであろう不思議な雰囲気や、その肉付きの良い体は人の目を引くことが多々ある。俺を捨てて他の奴のところへ行くかもしれないしそもそも彼女は天使だ。いつか離れてしまうならいっそ、

ミカは肉付きがなんと言うか…ぽっちゃりめです。むちっ？


何度見てもシャイターンは悪魔らしい見た目をしていると思う。大きなツノに翼、そして何よりその鋭い爪。
彼はその爪で私を傷つけるのを恐れているようでなかなか私に触れようとしない。
だから私は彼をそっと抱きしめるのだ。
大丈夫、怖くないよ。そんな気持ちを込めて。

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