beyond sorrow | ナノ

beyond sorrow



黄金の草原、近くにはきみの穏やかな寝息、ゆっくりと吹いていく風、静かに佇む私、こうしていられる幸せはきっと後にはないのだろう

癒やしか破壊か、選ぶなら僕は
きみの声がいつまでも離れない

友よ、私はきみを過去に置いて生きていく
けれども、私の終わりが迎えに来るとき、その時はどうかきみが私の手を取ってほしい

長く伸びていく影が、いつか暗闇を引き連れてくる
傷つくことであなたが強くなるのだとしても、私は嫌なの

今だけでいいから、愛していて
悲しみを越えた先であなたが待っている
記憶のなかでのきみはいつでも微笑んでいた

メイ、五月が終わってしまうよ、ジョイ、タンポポのような喜びも吹き飛ばされてしまうよ

どうして悲しみを呑み込むとのどが痛くなるんだろう

春が終わる夜に窓の外で待っている
苦しくなって逃げ出す私をあなたはなんと言って守ったの?
きみも僕も愛される世界を望んでいたから、さよならは必然だったのかもしれないね

悲しまないで、メアリー・シェリー

ハコベの咲く緑の草地、きみが流した涙のわけや、僕が言いそびれた言葉たち、僕らを押し潰すみたいに広がっていた星空、今思えば、あれは初恋だった

ジョン=ドウ、またはカウボーイ

さようなら、あなたの過去に私はなるわ

ベッドで跳び跳ねるきみが恋しい

僕がいなくなったら空を探してみて、それかきみの頭の奥にいるかもしれない

いつか白くなるんだから、それまではぐちゃぐちゃでもいいじゃないか

悲しいね、それはとても悲しいね

Who are we?

I'm sorry, have we met before?
ごめんなさいね、私たち会ったことがあるかしら?


どうか、目を閉じていて、そして二度と開かないで。あなたを失ってしまうから。あなたは私を憎むから。だからどうか、私を見つけないでいて。永遠に。永遠に。



(Thank you to sikaku & nomomori)

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